WSTマイス in 東北鉄道の旅

地獄巡り編

と、言う訳で地獄巡りだ。


たまたま人のいないアングルを撮っているので無人に思われそうだが、結構人はいます。


火山岩と積み上げられた石が独特の様相を醸している。


こちら無限地獄。


こう言うところでやたらと出番の多い冥闘士版。


火山性ガスや硫黄などのために草木が生えない場所を『地獄』と言う。
恐山はその地獄と霊場がマッチしたなかなかの環境だと思う。


『しかも通り道が細かく順路もおおざっぱなので地獄を彷徨っている体験も出来ると言う、非常に優れた構成だ』


火山岩が織りなす地獄風景と死者の供養風景が入り交じっている。
東北の信仰では死者の魂は恐山に行くと言われる。

恐山の鬼。字面からして非常に恐ろしい。

『悪い子はいねが〜、わざわざ冥界から蘇ってアテナを抹殺しようと企んでいる往生際の悪い亡者はいねが〜』
ほぼ特定人物を指名している。

地獄に相応しく、硫黄の臭いとあちこちから蒸気が噴き出している。

お賽銭が変色したり一円硬貨に至っては溶けたり焦げ付いたりしていた。

アイスランドのヘックラ火山にして然り、火山は地獄の入り口と信じられている。

『世界征服を目論む不届きな連中はまとめて火口に叩き落してくれる』


火山岩の上にこれでもかと言うぐらい石が詰まれている。


おびただしい量の石、そして風車。
死者を悼む気持ちがひしひしと伝わって来る。


そして、遠くに宇曽利湖が見える。

そして賽の河原。


角塔婆に布が巻かれていた。


布に涎掛けまで巻かれている。
ご神体は布と涎掛けを巻くべし!な地蔵信仰の一環なのだろうか。


大きな地蔵菩薩像があった。


朝からの雨で濡れており、雨だれの痕がまるで涙を流しているようだった。


足下からは温泉がこんこんと湧き出ていた。

そして、地の池地獄。

………?


血?めっちゃ緑ですやん。

もっとこう、酸化鉄が流れ込んで血のように真っ赤に…なっているんじゃないのか血の池地獄って。

これは別府のミニミニ値の池地獄以来のガッカリぶりだ。
『罪人には血のように見えるのか、はたまたその逆か…』

極楽浜編

血の池もそこそこに、

混沌とした景色が徐々に洗練されてくる。


広がるは一面の白浜。


『恐山地獄の真骨頂は地獄と対を成す極楽浄土の世界かあることだ』


しかもここへ来て晴れて来た。


暗褐色の地獄の世界から白と青の世界に変わった。

火山岩で構成された地獄に対して極楽は何もない。

『つまりは煩悩も苦悩も全て無くなった涅槃の境地と言うことなのか…』

地獄は冥闘士版、極楽は聖闘士版に出番が変わる。

極楽浜に立って思うことは、
『…アテナのために散った射手座の冥福を祈るばかりだ…』

冥福って。

『勝手に殺すなコラ。俺が死んでたらお前も死んでるぞ』
全くだ。


砂浜が続く。


『…つまりは生前の苦悩や悲しみも、死者を悼む思いも、全てはいずれ忘れ去られると言うことか…』

ここへ来て全く絵にならない鬼。

『間違えて天国に来た地獄の亡者はいねが〜。また地獄に引きずり戻してやるぞー』
どちらかと言うと間違って天国に来た地獄の鬼だ。

地獄巡り・奥の院編

霊場恐山は地獄巡り→極楽でフィナーレかと思いきや、

現世へと戻るためにはまた地獄へ戻るのだ。なかなかニクい演出だと思う。

やっぱりこいつは地獄が似合う。

『…で、ここの何処に愚兄がおるのだ?』


それでも先の無限地獄から較べたらややマイルドな造りだと思う。
全面ハードな造りにすると行方不明者が続出しそうだ。

そして修羅王地獄。

…どの辺が修羅王かと言うと『危険』の辺りだろう…。

そして何と奥の院があるのだと言う。

ちょっと行ってみる。

『奥の院って響きが奥ゆかしくてわくわくするじゃん?』
大体の双子座類はこう言う。
中には秘宝感があると勘違いした双子座類もいる。

で、奥の院は、

『文字通り不動明王があった…』
看板にもそう書いてあるのに、他の何があると言うのか。

地獄巡りを終えた後は、

温泉で一風呂浴びるぞ!

そう、恐山には無料で入れる温泉があるのだ!

しかし、強いアルカリ性のお湯なので、10分以上浸からないで下さいとただし書きしてあった。
マイス浸けるのはもっての外だし、他のお客さんもいたのでマイス撮影は無し。

で、一風呂浴びて戻って来た。

『…取りあえず、良い湯だったと言わせてもらおう…』

と言う訳でそろそろバスの時間なので恐山を後にする。

霊場では姿を消していた筈なのにここへ来て現れた。

『さらばだ恐山よ!なかなか壮絶な死後の世界の疑似体験だったぞ!』
地獄→極楽→地獄→極楽(温泉)と言うなかなか起伏に富んだ構成。


と、言う訳でバスに戻る。


またお世話になるよ、下北交通。
帰りのアナウンスは非常にシンプルであったが、恐山を訪れた人の心霊体験が流されていた。
故人と遭遇した、故人からのメッセージを受け取ったと言う内容。

以上が恐山レポートになります。
霊場と地獄巡りと死者供養を兼ねている場でもあるので、あらゆるものに色々な思いが込められており、何とも考えさせられる場所でした。
東北地方の地蔵信仰や生死観に強く根ざした場所でもあるので、私自身勉強不足で旨くまとめきれない部分もあります。

そう言えば、イタコはどうした?と言われそうですが、イタコは大祭典と秋詣りの期間に下北や八戸方面から出張して来るそうで、恐山には常駐していないのだそうな。
恐山と言えばさも心霊スポットのように取り上げられることもあるが、普通のお寺です。普通でない点を上げるのならば、境内に温泉があることだろう。
死者の魂が集う場所だ!とか、あそこには沢山の霊が!とか言われることもあるが、私自身が零感なのか何も見ませんでしたし感じませんでした。
ともあれ、恐山は死後の世界観や東北地方の郷土信仰など色々勉強になる場所で、遠路遥々来て良かったと思いました。

これから秋田方面へ向かうので薬研温泉や大間崎、仏ヶ浦へ向かうことなくまた鉄道での旅だ!

ページの先頭へ戻る
前のページへ戻る次のページへ行く
メインのページへ戻る