WST マイス in ギリシャ
と、言う訳でギリシャ紀行も本日で最終日です。
プラカ地区・買い出し編
一夜明けて朝。

『良い朝であるな!』

本日も快晴なり。
三日間お世話になったこの部屋とも、これにてお別れだ。

『浴室がシャワーだけだったり、シャワー浴びる度あり得ないほど水浸しになったり、色々あったのだ』
よく考えたらアメニティーチェックしていない。

『やったつもりで忘れていたのだ…』
そう言うことは帰国後気付く。

『ともあれ、さいならやねん』
飛行機の時間は19時前、手続き上4時半頃にアテネ空港に付けば問題ない。
なので、空いている時間マイス撮影でおざなりになったいた周りの人へのお土産探しに奔走することとしたが、20kgのキャリーを引いて石畳や人通りの多い道歩く気はない。
なので、ホテルのフロントにキャリーを預けようと思った。
ともあれチェエクアウト、通常そのまま出られると思ったら、フロントにカードタイプのルームキーを返せと言われた。カードタイプは使い捨てが多いので、そのまんま持って帰ってしまう所だった。
カードキーを渡したら、『支払いが済んでいないのでクレジットカードを出せ』とのこと。
そんなもの、HISで予約した際に前払いできっちり払っている。
…誰がはいそうですかとカードを出すか。宿泊前ならデポジットで出す場合がある。宿泊後は言語道断だ。
「日本で予約した際に既に支払いを済ませた」と言っても、「払ってない」とのこと。
「払った」「払ってない」の謎の遣り取り。黒人の兄ちゃんが所在無さげに見守っている。
ここで払ったら、後で間違いでしたと言われても返金に応じない可能性がある。帰国後きっちり引き落とされていたら流せる涙も無い。そうなると返金の手続きが非常に面倒臭いので、何としても払わない。
で、終いに「バウチャーを見せろ」と言われた。…あれ?そう言うのって、宿泊前に渡さんかな…。
渡したかもしれんバウチャーを探して鞄を漁りまくったら出て来た。渡すと、それを元に確認をはじめた。ちょっと待て、リコンファームまでしたのに、私が何者かよう分からんで三日も泊めたのか!?
チェックイン時にバウチャーを渡さなかったこっちもこっちだが、今となっては何とも言えない。
ともあれ、バウチャーは必ずチェックイン時に提示、トラブル防止のためコピーは取っておこう。
で、確認が取れたのか、フロントのオッサンは他の電話に出ながら「向こう行け」と手を振った。
ともあれ、無理矢理払わされたり、無賃宿泊の嫌疑で警察を呼ばれんで済んだ。
確かに、チェックイン時口頭で名前を告げただけなので、バウチャーを見せていなかった手落ちもあるが、向こうも宿泊日数を把握していたし、チェックイン時にパスポートも提示した筈だ。
何で一番肝心なペイメントが抜けているんだ?もしかして、払っていないと強く出たら、びびって払うものと思われていたのではなかろうな…。
しかし、ここはビジネスホテル、連携や確認が取れていないのも、そっちの間違いなのに謝罪が無いのも値段相応と言うことにしておこう。
と、言う訳で、フロントに荷物を預けるどころではないので、コインロッカーを探してシンタグマ駅周辺を徘徊した。
ピレウス編でも説明したが、コインロッカーって基本的にないんだな…。駅のインフォメーションで聞いたら、旅行代理店で預けろと言われた。
なのでそうするも、何でスーツケースを引いていると旅行代理店が見当たらなくなるのだろう…。

何とか適当な店に入って預かってもらおうとするが、土曜日なので「15時半閉店だ」と告げられる。書き込み時なんだしそこは終日働けよと言うのは日本人の感覚。空港に向かうのがそのぐらいなので丁度良い時間とスーツケースを預けた。
いろいろあったが、やっと身軽になってしないを徘徊。

途中、こんな衣装がショーケースにあった。
…聖職者が着る法衣なのか…?

民族衣装なのか?
道なりに歩いていると、アテネのランドマークアクロポリスの丘が見えて来た。

全ての道はアクロポリスへ通ずる。
お馴染みローマン・アゴラへ。

必ずここに行き着く。
ローマン・アゴラと言えば、

お馴染み風の神の塔。
くどいほどチャレンジするもこの路駐の存在感。

『一帯の車をレッカー移動するか、大人しく入場料払うか選べ』

片隅に詰まれた遺跡の一部がいい味を出している。
風の神の塔もこれにて見納めだ。

『さらばだ風の神の塔。…毎日前を通るたびに仕事のこと思い出したわ』
旅行中なのに…。

風の塔とローマン・アゴラを後に、北西方向を道なりウインドウショッピングをしながら彷徨うと、モナスティラキ駅に行き着いた。
…何とモナスティラキ駅、コインロッカーがあるじゃないか…。しかし、シンタグマからここまで人ごみの中無事キャリーを運んで来れる自信は無い。
そのままプラカ地区のお土産物屋さんの多い区域を徘徊。

ギリシャは革製品の名産地だと言う。
なので、革のサンダルを買うこととした。だが、サンダル一個にも結構迷う。ああでもないこうでもないと履物屋をハシゴして検討。
じろじろ見るくせに買わない。これが日本人観光客の嫌われる所以。
流行っている店に入ったが、何処でも売ってそうなデザインと、店員の「カモ来たぜカモ」な目配せが怖くて退散。
流行っていなさそうなハンドメイドの小さなお店で購入する。はき慣れればなんてこと無いが、実は豆が怖くて一度もはいていない。
途中、フリーマーケットに遭遇。

何の意図があるのか分からないが、男根を模した木の飾りが大量に吊るされた店もあった。
男根は繁栄の象徴でもある。わからなくはないが目のやり場にちょっと困った。
ネタに一つ買おうかなとしている自分にもな!

結構な人だかり。
往来の端を、中東・アフリカ系のお兄さん達が路上に座り込んで怪しげなものを売っていた。
怪しげとは言っても女物のバッグやサングラスだが。
最強に怪しげなのは、野菜や果物の形をしたグミのボール。子供用のおもちゃで、叩き付けたら一旦潰れるが、すぐに形が戻るあれだ。
あれを一つ1ユーロ(ぐらい)で、延々板に叩き付けて潰すパフォーマンスをくり返していた。
それも、やる気なさそうに。
お金貰ったっていらないようなものを、やる気なさそうに道端で売ってどうする気なのか。謎は深まる。どう見たって仕事が無いので暇をつぶしているみたいだ。
しかも一人や二人ではない、5・6人ぐらい見かけた。

お土産物屋さんが多く集う。
途中、ミニチュアのパルテノン神殿を発見したが、マイスに尺寸が合わない。
真面目に計算したら聖闘士達は軽く6mを越えてしまう。雰囲気はあるので買うのもありだったが、やっぱり、どうやって日本に持ち帰るのか、はたまたEMSか何かで送るのか考えているうちに心が折れて断念。
しかし、石工の神殿ミニチュアはギリシャ国外では意外と手に入らないので、帰国後買っておけばとしんみりやられる。
やはり神話関係が多いので、神々の像なども多く売られているが、あまりにあちこち売っているのでありがたみに欠けてしまい、要らなくなった。部屋中マイスだらけで置く所も無い。

土産物はいやげものと称されるだけあって、買ったは良いがどうしよう的なものが多い。
ましてや、ただでさえ今のギリシャは物価が高い。
同僚の土産にジャスミンの香りのする石鹸を購入。自分の分も買って帰国後早速使ったら、ジャスミンの香りのする油粘度と成り果てた。…頼む同僚、使わずに捨ててくれ…。
また、インドのカーマスートラよろしく、エロい絵柄のトランプも散見した。
その名も『GREECE LOVERS』。…しかし、ある種の人間性を放棄してしまう気がして買うのを踏みとどまった。とうにこんなところまでマイスを持ち込んで人間性を棄てているが、やはりこれ以上棄てる訳にはいかない。
道なりに歩くと、教会前の小さな広場に行き着いた。

広場の一角に普通にこんなのが建っている。
教会も、この界隈はビザンティン様式が流行だったのか似た建物が多いので目印にすると結構迷う。

これも遺跡の一部だろうな多分。
そう考えると、アテネ市内って少し掘ったらびっくりするほど遺跡が出て来てしまうんじゃ無いかと思う。

『多分、ギリシャ全土そうだろう』
アテネ市内の街角とサガ。



道なりに歩くと、石造りの門が見えて来た。

一体どんなルートを歩いているのか。

『アドリアノス門であるな』
その向こうにはゼウス神殿が聳える。
…も、門をくぐること無く引き返した。

『…そろそろ空港に向かう時間だ。さらばだアテネの地よ』
後はキャリーを回収して、空港に向かうばかりだ。