WST マイス in ギリシャ
サントリーニから6時間かけてピレウスまでやって来た管理人。
今日はピレウス町散策だ。
ピレウス散策編
一夜明けて朝、

『…………』
外からなんしか風が唸っている音がするし、外もあんまり明るくない。

外を見なくても良い天気ではなさそうなのはわかる。
それでも見てみる。

この絶景、この天気。
京都市内と言い、都会のホテルで景観はどうこう言わない。
ともあれ、風が唸っているし、雨が打ち付けている。

そう、本日は雨天なり。
…まあ、乾期でもないので、雨の日があれば晴れの日もある。

『…昨日も結構天気悪かったからな』
取りあえず、大体のギリシャのホテルは宿泊費に朝食が含まれているので、朝ご飯を食べに階下のホールへと向かう。
一泊140ユーロ級と言うだけあって、なかなか旨い。
給仕のオッサンがものごっつ愛想が無かった。

で、フロントに通りかかりがてらアテネ市内の地図と、鉄道の路線図を持って来る。
『地球の歩き方だけではどうにも心許ないのだ』
ピレウス発のライン1メトロはシンタグマまで行かないので、途中でモナスティラキで乗り換えるのだ。

間違えるとキフィシア方面まで流される。
それも素敵だが、料金体系がわからないので滅多なことはできない。
とにかく、「モナスティラキで乗り換え」と頭に叩き込む。
メトロに乗った後、観光客丸出しで地図を広げる訳にも行かない。

『…ところが結局何駅移動したかわからなくなって車内で広げてたんだよな。これが』
モナスティラキだけ覚えていた故の悲劇。
風強い、雨がある。チェックアウトは12時。

なので暫しゴロゴロ。
おまく、ぽふぽふやねん。

晴れていたらすぐさま散策に出ていただろう。
しかし、この雨に風だ。じっとできる場所があるのならじっとするに限る。
…で、いよいよチェックアウトの時間がやって来た。

『ものごっつええ部屋やったけど、ほなさいならやねん』
ほどなくチェックアウト。
フロントのお姉さんに「どこまで行くか、行き方を知っているか」と聞かれたが、「メトロまで歩いて行く。携帯の地図があるから大丈夫」と自信満々に即答。
そのまま20kgキャリーを引いて外に出る。
…も、寒い…。

携帯の天気には今日の気温は20度とあるが、風があるので体感温度は15度以下だ。
オマケに、地中海気候、温かいと思い込んで初夏向けの軽装で来てしまった。
足下なんてメッシュのパンプスだ…。寒い…。
とにかく、スマホのグーグルマップを元に、現在の所在地を把握しつつ、駅へと向かった。
ピレウス町も何のかんので碁盤の目構造、地理は極めて単純だろうと思った。
…が、直進すればメトロの辺りに出られる道が切れた。
なんしか自動車修理工場に入り込んだ。住宅街、マンション。
…おかしいな…。メトロまで、5分と掛からない筈ではないのか…。
風景が単調なので、同じ所をぐるぐる回りだした。
すると、グーグルマップの所在地もあっちこっちに飛び回りだした。300mの誤差で「うーん、所在地はここだったかな?いや、こっちだったかも?」状態。
徒歩で300mの誤差はきつい。何かのゲームみたいに地図の中をテレポートする。
どうやら、GPSと言うものは使用者が迷うと、同じく所在地がわからなくなるみたいだ。
また、やたらと重いキャリーを引いているので余計に判断力が鈍って来る。
電池だけ余分に喰う。最悪、携帯の電源ごと落ちる。
どう考えてもこの先にメトロは無いだろうと思えるきっつい坂と携帯サドンデスに腹を据えかねた管理人は、海に近ければ間違いないと結局昨日周囲を歩いた経験と勘を頼りに適当に進んだ。

何となくメトロがありそうな雰囲気。
で、メトロのピレウス駅到着。

5分で済む行程をどう考えても30分以上掛けている。
改めて地図を確認したが、あの5分と掛からない一本道を、どうしてあそこまで迷えるのか最強に謎だ。今思い起こすと、ホテルを出た角を曲がる方向から間違えていたように思う。
これは致命的、ホームラン級の方向音痴だ。
町中を突っ切るよりも、最初から遠回りして海沿いに行けば早かったんじゃないのか。
急がば回れと言う言葉を身をもって知る。
教訓、自信が無ければわかりやすい道を選ぼう。
這々の体でメトロのピレウス駅に着いた後、構内のコインロッカーにキャリーを預け、晴れて鞄一つ(…とマイスども)の軽装に。
そう、メトロはピレウス駅とモナスティラキ駅にコインロッカーがあるのだ。
お代はほんの2ユーロ。
日本人だからコインロッカーに気軽に預けてしまう習慣があるが、コインロッカーは無人である分、荒らされることもあるので海外ではあまり勧められないらしい。
自動販売機が荒らされない国日本なので、コインロッカーを過信してしまいがちだが、海外でそれが通用しないこともある。それ故か、アテネ市内はこのピレウス駅とモナスティラキ駅の二ヶ所ぐらいにしかコインロッカーが無い。
とは言え、誰が施錠してある20kgのハードケースのキャリー盗むかと預けてしまったが。
コインロッカーの無い地域は、旅行代理店に預けるのが主流です。
身軽になってピレウス町うろちょろ。
すると、駅のすぐ裏に総合ショッピングセンター『JUMBO』があった。
面白い構造で、店の中がスロープ状になっていて、階段を昇ること無く上の階に行けるのだ。
うろうろしていたら三階ぐらいにおもちゃ売り場が。
トイザラスを思わせる陳列。
まずは、バービーちゃんモドキ。
お代5ユーロ弱。幾らバービーでもこりゃ安い。
バービーに似て、微妙にバービーに非ず…。

他のコーナーにリアルバービーも置いてありました。やっぱり20ユーロ近くしていた。
世界に通じるバービーブランド。
そのまま男の子のおもちゃ売り場へ。

…流石にマイスは売ってなかった…。
つか、プラモデルも無い。プラモデルって、日本だけの文化なのか?
フロムジャパンぽいのなら、「爆丸」とか言う名前のベイブレードの親戚みたいなおもちゃが置いてあった。
ほかにもう一軒おもちゃ屋の小売りに入ったが、やっぱりマイスは影形も無い。
本場なのに全く関心無し。
お隣トルコは親日国だが、ギリシャはあんまり日本に関心が無いようにも思える。
失意?のままスロープに沿ってフロアーを降りる。

階下は日用雑貨が…。
フロアーの構造、什器、陳列している商品のレパートリーとジャンルの分け方がそうなのか、

100均ショップに見える。
特にめぼしいものも無いまま、ストアーを後にする。
とにかく、スカーフが安かったので結構後ろ髪を引かれた。メイドインチャイナだけど。
メッシュのパンプスが寒いので靴も探したが、陳列商品は最早夏物ばかりでサンダルか草履しか置いてなかった。
本当の意味で失意のまま町をうろつく。

足寒い、メッシュパンプスで水たまり踏む、冷たい。
失意のままぶらぶら。

ピレウス町もアテネ市の一部。普通の欧州の都会。
金物屋さんや日曜大工用品店の店先を眺める。

小売りの商店が点在する。
サントリーニでは実写版聖闘士星矢だったが、ピレウスだと現代版聖闘士星矢になる。
夥しい路駐が現実味を帯びている。

流石はギリシャ、古代と現代しかない。
『中世はずっとトルコに支配されて来たからだ』
特にこの後の予定もないので、ピレウス町を散策。

廃墟発見。
かつてレストランかなにかだったのだろう。
欧米の廃墟も日本とは違う風情がある。
…見ての通り、結構路上駐車が多い。
絶対にアテネ市民よりも車の数の方が多いだろ。

まさに、路上がガレージだ!状態。
道路の幅が1/2になっても車はその間をすり抜けている。一方通行なので、支障が無いのかもしれない。
そう言えば、パーキングエリアを殆ど見かけていない。
何が凄いかと言うと、路上駐車の数も去ることながら、縦列駐車の技術も凄い。
ベンツSクラスの縦列駐車の図に立ち会ったが、あの大きな図体をぴったりと収めた技術に感激した。
そして、通りすがりの車に当て逃げされても平気な度量にも感心した。
それ、当て逃げじゃないの?とか、へたくそな車に擦られたでしょっ?て傷のある車も結構停まっている。交差点の角に停めて、脇が凹んでいる漢らしい車もある。
車の傷をいちいち気にするのは日本人ぐらいか。

『日本は湿気があるから、車体の傷がすぐサビや劣化に繋がるからじゃないか?』
そんな気もする。
ゼア・マリーナ方面に行きたいので、スマホのマップを頼りに適当に移動する。

荷物を持っていない時と目的地が無いとき、マップは驚くほど正確になる。
ディモクラティアス通りをゼア湾方向に向かうと、広場と教会に行き着いた。

名前失念。
グーグルマップに載っているが、名前が読めん…。

『ギリシャ文字も読めんでよくぞ個人旅行ができたな』
絶対に行かねばならない地名は字面で覚えた。
教会前の広場をうろうろ。

相変わらず風は冷たい。

『雨が止んだだけでも御の字だ』
私はギリシャ人で偉人と言えば空港の名前にもなったギリシャ建国の父エレフテリオス・ヴェニゼロスしか知らないが、

『「自由か死か」の言葉で有名な人物だ』
実は、ユーロ玉の50セントもこの人だったらしい。水買う時に結構お世話になったのに、あんまり意識してなかった。
で、やっぱり銅像はエレフテリオス・ヴェニゼロスだった。

何よりも不謹慎な落書きが気になる。
お向かいに立派な建物が。

領事館か図書館か。
グーグルマップに聞いてみてもさっぱりわからない。

英語表記と併せてDIMOTIKO THERTROとまでは読めた。
劇場かなんかだろう。
