WST マイス in ギリシャ

今日はサントリーニを離れてピレウスへ移動だ。
これが判断ミスでややエラい事に。

ニュー・ポート(アティニウス港)編

一夜明けて朝。

『………』


昼過ぎの便だが、大事を取って早い目に起きる事とする。

起きて早速やる事と言えば、


バルコニーへ出る。


ティラシアの島。

ちょっとずつ陽が差して来た。


ネア・カメニとアスプロニシ。


この眺望も、これで見納めか。


『さらばだサントリーニの島々とカルデラよ!!!!何時の日かまた来よう!』


『名残惜しくて叫ぶ気持ち、ちょっと分かるな…』

そろそろチェックアウトの時間です。

『自分等、置いていくでー』

チェックアウトおっとその前に、

『クローゼットは白、ハンガーは青やねん』
ここでナショナルカラー。


『おまくはポフポフやねん』
そば殻なんて外国にはない。

短い間ですが、お世話になりました。

『…バルコニーほんまに良かってん』


ギリシャのホテルって、チップがいるのかどうか散々悩みましたが、気持ちなので置いて帰りました。ランクによって必要だそうです。
『…そのランクの見極めが難しいねん』
ルームサービスと、フロントにもチップが要る場合があると言う。やべえ、小銭がねえ…。
勿論、言葉が不慣れでフロントには散々お世話になってので渡しました。


さいならやねん。

流石に着替えたみたいだ。

『おのれ!何時の日かまた泊りに来るぞ!!!!』
ハイ・シーズンはかなり早くに予約が埋まるらしい。

おのれの使い方を誤っているが気にしない。

もの凄く名残惜しいが、これにてお別れだ。


さようなら。素晴らしい眺望をありがとう。

…で、チェックアウト時にフロントにて「タクシーを呼びましょうか?」と言われたが、「ケーブルカーを使うので不要です」と告げ、そのままケーブルカーの駅まで…。
石畳を20kgのスーツケースを引いてひいこら移動。
地味にでこぼこ。
進まんのだなこれが。
バリアフリー?何それな環境なだけある。旅行者が苦労してスーツケースを引いているのを見ているのでそれなりに覚悟していたが、結構な修行だ。

スーツケース引きの神秘、昨日まで見えていた建物が見えなくなる。
重さに気を取られて視野狭窄になってんじゃないかと思う。
昨日利用した筈のケーブルカーの駅を見つけられない。
周囲を三往復ぐらいしてやっと見つけた。

こんだけ奥に引っ込んでいるのだから、無理ないと言えば無理ないが…。昨日利用したじゃん…。

やっとこさ駅に着いて、さあチケットを買うぞと思った時、受付の女の人が私のスーツケースを見て、『クルーズツアー、もしくは火山島ツアーに参加するの?』と聞いて来た。
船は船でもクルーズとは縁のない船だし、『Hellenicseawayの船でピレウスに行く』と告げて初めて『ここにその船は来ない、ニュー・ポート(アティニウス港)だ』と告げられる。

思えば、前日にオールド・ポートでなり、近隣の旅行代理店で確認を取れば良かった…。
そう言えばサントリーニには港が三ヶ所あるし、このうちの一体何処から出るのかは引っ掛かってはいたが、フィラに一番近いオールド・ポートだと疑いもしなかったのだ。
Hellenicseawayのサイトでもピレウスの乗船場は案内されていても、離島は乗船場所が書かれていない…。

えーと、今まで苦労してスーツケースを引いた苦労は一体なんだったんでしょう…。
取りあえず、船が来ないならケーブルカーに乗っても仕方がない、ところで、ニュー・ポートって、何処…??
こう言う事になるので、事前のリサーチは重要です。

這々の体でマルティウ通りに這い出した所で目についたのがタクシー。ただし、客引きをしていない、あんまり積極的でないタクシーだな、とは思った。
で、ニューポートに連れて行ってくれと頼み、最初に値段を聞いた訳だ。降りて20ユーロ言われても面白くないし。
12ユーロだったのでそんなもんかとタクシーに乗り、港まで。一応、空港『airport』ではなく『newport』と念押しした。

で、恙無くニュー・ポート(アティニウス港)に付き、ここで小銭を持っていないので20ユーロ支払った。
荷物を降ろしてくれたが、おつりを払ってくれない…。
英語に不慣れなので『おつりは?』とは言えないが、『8ユーロ返せ』は言える。
すると、『君、15ユーロしか払ってないよ?』と言われた。そこで『私は10ユーロしか持っていないからそんな訳はない8ユーロ返せ』と返す。5ユーロ持ってたら最初から払うわ。
それで、渋々5ユーロ帰って来た『残りの3ユーロは?貴方、12ユーロって言ったじゃないか』と言ったら、『15ユーロだ』と言われた。『いや、最初に12ユーロって言ったじゃん!』。
ユーロの字がゲシュタルト崩壊するレベルの平行線。曰く、『鞄が重かったので15ユーロだ』。

完全膠着状態。何よりもサングラスしているので相手の目が見えない。結局3ユーロぐらい…とこっちがへし折れて『あーはい、15ユーロね…』とそのまま立ち去ってしまった。
後で考えたら、フィラ→ニュー・ポート12ユーロも深夜料金かと疑う高さだし。

ブログでぼったくられたと書いたが、これがその全貌です。
ただ、ぼったくられたと言うが、これがアメリカの場合、タクシーの運転手にチップを渡す習慣がある。荷物が重かったと言う事は、3ユーロはチップに相当する可能性もあるが、高過ぎやしないか…。チップは気持ちなので、相場はあっても具体的な値段はない。線引きが曖昧なので、遭遇すると対処に困る問題です。
それから、ギリシャにはタクシーでチップの習慣はなかったんじゃないのか…?

事前にしっかり下調べをしないとこんな目に遭います。
バスステーションの存在を知っていたのだから、ケーブルカーがないと分かれば、そのまま向かうことはできた筈。(あの道を20kgキャリーは結構きついが。)それすら判断できない状況になっていたのです。こりゃ良いカモだ…。
今思い返しても思う所は沢山あるし、心から汗が出る。何が悔しいって、日本人ひいては観光客はカモにしやすいと言う前例を与えてしまった事がだよ。
タクの運ちゃんに感謝する事と言えば、リゾート地で弛んだ気を引き締めて、金銭や情報の管理に関する警戒心を身に付けさせてくれた事だろう。

ともあれ、おつりが帰って来なかったり、誤摩化されたりする可能性があるので、ぴったり支払えるよう常にお金は細かくしましょう。ユーロ、セント玉は常時携帯。
高額紙幣を持っているところを見られると、スリに狙われやすくなるそうです。

結果がどうであれ、港に着いた事に変わりはない。

更に良く考えれば分かるのだが、どうして車の入れないオルード・ポートに車載型の船が来るんだ?
思い返せば思い返すほど穴だらけ。


『ばかめ。全ては己の甘さが招いた事よ』
その一言に尽きる。

ここで問題。
Q:ところで周囲はオールド・ポートばりの断崖絶壁なんですが、どうやって車が入って来れるんですか?

A:実は斜面に道路があります。
こうやって斜面をジグザグ走行。
…ガードレール、なかったような…。
年に何台か車が落下してそうだ。

…で、向こうにあるのがオールド・ポート…。

完全に観光向けだったのかあの港…。

港と言えば、海龍カノン。

『そう言えばチケットがまだだったな』

オールド・ポートになくて、ニュー・ポートにあるもの、それはこれ。
チケットの販売所。

船は個人手配せざるを得なかったので、ネットで予約&決済。予約のコピーを渡したらスムーズにチケットが貰えました。


チケットの図。


『楽勝であるわ』
言葉が不自由な分を予約のプリントアウトやバウチャーが補ってくれるからな。
便利な世の中だ。


後は船を待つばかりだ。

湾港をうろちょろしていたらお巡りさんがやって来た。
『何してる?』と聞かれたから『この船に乗ります』とチケットを見せたら『ここは車が来て危ないから待合所に入っておけ』と言われた。

ちなみにこの時点で大体午前10過ぎ。12:30分の船なので、別に慌ててタクシーに乗らなくても良かったじゃないか…。
バスが来たなと思ったら、昨日火山島ツアーで一緒だった騒がしい中国人グループが現れた。
同じ船なのか??少し先が思いやられる。

待合所でぼけっとしていたらほどなくして船が到着。

Hellenicseawayの船だ。


船首を撮ろうと思ったら、『危険だから向こうに行け』と追い返された。

いざ乗ろうとしたら、チケットを見て『船が違う、次のだ』と追い返された。

写真では船名が小さくて見えないが、この船は『Fryingcat』だ、私が乗るのは『Highspeed』だ…。
このFryingcat、後日お世話になる事となるが、それはまた後の話。

あ〜…。

船会社が同じだが違う…。
そもそも、これがピレウスに行く保証もないじゃないか。

で、我らがHellenicseawayのFryingcatは去っていった…。

『船会社同じなら何に乗っても良いって訳ないだろ…』
それこそ何処へ連れて行かれる事やら。


『常識で考えて、何で12時半に出る船が11時前に来るんだよ?』
…時間に厳しいのは日本ぐらいで、そのぐらいアバウトだと思っていたよ…。

失意のまま、待合所に引っ込む。

同じ船に乗る予定なのか、結構待合所で寝ている人がいた。

お腹もすいてないし、何か、ブログを打ったり、なめこを育てたり地球の歩き方を読んだりして時間を潰していたと思う。

…船来ない…。

ところが、定刻の12時半を越えてもまだ来ない…。

『まさか、遅れておるとはな…』
もしかして、地球の歩き方読んでいる隙に出たか!と思って不安になってさっきのお巡りさんに聞いたところ、「30分ほど遅れている」とのこと。
もし来ていたのなら、周囲の人が一斉に動くので分かる筈。

思い返せば飛行機から船から結構遅れている。

定時運行で当たり前なんて、日本だけの常識なんだと痛感。
あと、アナウンスとかも基本的にないです。あるのは空港ぐらいだ。

更に他の船が来て、乗り込もうとして追い返される。そもそも船会社が違う。
自分でも一体何がしたいか分からん。

そんなこんなで、

30分遅れで我らがHellenicseawayのHighspeed参上。
少しわかり辛いが、上のFryingcatと較べて欲しい…。
全然大きさちゃうやんけ!

と、言う訳でやっと乗船です。

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