WSTマイス釧路・根室紀行
花咲駅
道の駅スワン44ねむろへ向かう途中、バスは花咲駅跡に停車した。
何と、2016年に廃業したのだ。
2016年8月に訪れた台風は北海道各地の鉄道路線に甚大なダメージを齎し、採算の取れない路線は復旧がままならないままこのように廃線となった。
バスの下車はなし。車窓のみ。

台車なのかプラットホームなのかわからねえ。
かつてはここで大量の蟹が水揚げされており、それを運搬するために必要な路線だった。だが、主な運送手段が鉄道からトラックに変わってからは時代の波に抗えずに寂れて行ったと言う。
同じ理由で廃線になっていた路線はかなりあると思う。

バスはまたしても牧草地をひた走る。

走る。
おや?

何かいる。
鹿だ。それも雄の鹿。

エゾシカと言うことでええのんか。

やがてバスは広大な潟湖へとさしかかった。

根室の半島部分の根っこに位置する温根沼だ。


道の駅44スワンねむろ
と、いう訳でバスは道の駅スワン44へと到着した。
歴史と自然の博物館に行けなかった時間も合わせて滞在時間は1時間半。
入って突然、白衣のお姉さんたちとすれ違ったので何だろうと思っていたら、
診察車が停まっていた。
ここで診察するんかい!と当時思っていたが、よく考えたらお昼に立ち寄っただけだよな。
そして道の駅スワン44は風連湖の側にある。

「もうね、すんごい白鳥推しなの」
こちら風連湖…。

草木が高いのか管理人の背が低いのかよく見えない。

「北海道の観光地って言うのは、案外雪降っている景色が前提なのかもしれんな」
網走の流氷館にして然り。
ともあれ、せっかくなので湖近くの遊歩道を散策してみる。

だあれもいない。

その遊歩道も、この有様。
夏だもん。仕方が無いよね。
進もうにも場所によって半ば藪漕ぎみたいな状態になる。

「しかも蚊に二か所ほど足を刺された」
めちゃくちゃ痒い。
蚊に刺されてまでして見に来た風連湖は、

藪のかなた。見えない。
夏だもん、仕方が無いよね。
どうにか遊歩道の湖岸の方には出て来れた。

当然のことながら白鳥ナッシング。それ以外の野鳥もナッシング。

「んまあ、白鳥は冬の渡り鳥だし」

「こうなったらここ一面が雪と氷に囲まれて白鳥がいる姿を想像しておくしかないな」
でも目の前にいるのはクラーケン。

「冬の間はオジロワシとかも見られるそうだな」

氷と…白鳥…。…うむ、難しい。

白鳥…。

「すまんな氷河、私達ばかり北海道へ来て」

(たまには冬の北海道来てみたい…)
管理人がヘタレなので夏にしか来ない。

白鳥はともかく、鳥、いない。
これが干潮なら採餌に来た野鳥を見られたと思う。

晩夏なので花もほとんどない。

刺された足も痒いので遊歩道を後にする。
風連湖の鬼。

「何その無理やり感」
そう言えば、

今回訪れた釧路-根室間全域蕗だらけだった。何処見ても蕗、蕗、蕗…。

ここで道の駅の館内へと戻った。
因みに、野鳥の観察コーナーも兼ねているので、高性能な望遠鏡が設置されていた。つまり、暢気にマイスを撮っている姿を見られている可能性もあるのだ。
さて、ここでお昼ご飯だ。

何にしようか迷ったが、現地ではあんまりエスカロップを食べたい気分でも無かったので、ここは牛さがり丼にしておいた。


そしてカニの鉄砲汁が付いて来た。朝も飲んだよ鉄砲汁。
食堂は修学旅行もいるのか結構混んでいた。気のせいだろうか、この修学旅行生たち、さっき納沙布岬でも見たような…。

お昼も終わり、そろそろバスの時間だ。

以上、道の駅スワン44ねむろでした。
春国岱編
バスは風連湖隣の春国岱へと向かうがおっとその前に、

「丹頂鶴がいます」とのことでバスが停車した。
本当だ。鶴がいるよ。
初めて生で見る丹頂鶴。昨日うっかり車窓から撮ったのはノーカウントか。
望遠レンズでズームしてみた。

何で羽繕いで首を向こうに曲げるんだよ!

でた。これぞ鶴、と言った出で立ち。
バスの運転手さん曰く、この二羽の他に雛もいるのだと言う。

雛??え?どこ?
おわかりいただけただろうか…。

現地ではわからなかったが、編集時に原画を拡大してよーく探したらそれっぽいものがいた。

さあ、春国岱へ向かうぞ。



野鳥の公園だ。
先ずはネイチャーセンターで野鳥のガイドを貰い、野鳥観察の説明を受ける。
そして、ここのネイチャーセンターで望遠鏡を借りて野鳥の観察を続けるか、周囲を散策するかに分かれる。
そんなもの、散策に決まっておろう!


ここ春国岱は野鳥たちの聖域なのだと言う。

「そう言う割には全く見ねえんだこれが」
しかも、クマの出没が確認されたため一部コースは通行制限があるのだと言う。
何となくボートに乗って見えるラダマ。

「視差のマジックや」

こっち側はオホーツク海。

本当は湖を一周する散策路があるのだけど、バスの時間もあるのでここまでなのだ。
野鳥の観察どころか、マイス撮るのに必死だ。

「そう言う自分が観察されている立場になっている可能性もある」

野鳥と言っても、カモメとカラスぐらいしか見えなかった…。修行が足りん。

「まあ、精々ネイチャーセンターにいる連中に見られてネタにされていないことを祈れ」

「もうちょっと潮が引いていたら野鳥もやって来るのだがなあ」

まあ仕方が無い。晴れていることだけでも感謝せねば。


もう、コメントの付けようがないぐらい風景とマイス。
こちらオホーツク海。

根室半島の北側なので、目の前に広がるのは太平洋ではなくオホーツク海なのだ。

〆はオホーツク海を海龍カノン。

「もう、撮れるだけ撮っとけ精神だよな」
ツアー参加中ってそれ以外にやることないんだ。

以上、春国岱でした。
北方四島交流センター

バスは根室方面に少し戻って次の目的地へと向かう。



そして着いたのがこちら。
北方四島交流センター。通称「ニ・ホ・ロ」。

日本?ロシア?だからニホロ??
いいえ、間に北海道を挟みます。日本・北海道・ロシア、でニホロ。ようわからん…。
入ってすぐに北方四島の歴史についてのムービーが上映された。
中は日本とロシアの歴史と文化の交流館と言った感じだ。


こちら、ロシアの文化コーナー。

人がいないからとちゃっかり撮影。

ロシアと言えば、マトリョシカ。
本場のマトリョシカは凄い。

こんなに入るんかい!

「マトリョシカ魂を感じるな」
そして、どうコメントして良いのか悩むロシアン案山子。

「何かすまんな氷河…」
何故謝る。
そしてこちらは日本コーナー。

当然ながら土足厳禁。

物珍し気なフィンランド人。
額に入っている書道も何気に凄い。

アントニオ猪木か…。
そして日本文化がギュギュギュギュっと詰め込まれたコーナー。

一角に唐突な流し。

「使いにくくねえかその流し…」
そして、また修学旅行生の一団と遭遇した。納沙布岬、道の駅スワン44で会ったような…。
制服をよく見たわけではないので分からないが、もしかしたら周回コースが一緒なのか。
そして展望台からは牧草地が見渡せる。

この構造に問題があると思うのだけど、

「ガラス張りだから温室効果で二階が無茶苦茶暑いんだよ」
北海道だからか基本冷房の設備はない。
気温ほんの30度。

「嘘付け!もっとあるだろ」
冷房はないがセントラルヒーターはある。

何でだろう。稼働していない筈なのに視覚的に暑い。
バスの時間までもう少しあるので外で周囲の牧草地を眺めることにした。

ああー北海道だなあと思う景色。

ここでサガマイスの登場だ。

「ツアー中、全然出番なかったぞ私」

その辺をぶらぶらする。


ひたっすら草原とサガ。

「出来れば夕方に撮って欲しい」
無理です。



今までの不足分を補うかのように草原とサガ。

「与那国島でもこんな写真撮られてたな…」
こんな感じで。

在りし日のサガ。ぱっと見善カノンに見える。

一見カノンにも見えるが、この頃鬘はアッペンデックスのものを使用していた。
腕もデフォルトの包帯巻き。今の腕になったのは2008年になってから。
だが何だかんだで〆はロス兄さんだ。


「やっぱり、草原は俺の方がサマになるだろう?」
どうでしょう。

以上、北方四島交流センターニホロでした。
と、いう訳でこれにてバスツアーは終了。

さあ、釧路へと戻るぞ。