WSTマイスin北大西洋諸国&北欧
住宅街を抜けると、また草原に差し掛かった。

轍と言うか小径があるので行ってみる。

フェローはハイカー達垂涎の地だと言う。
確かに草原が多いしハイキング向けだ。
で、こんな岩場に差し掛かった。

断崖近くまで家が建っているじゃないですか!
目前に広がるは、北大西洋。

北大西洋と言えば、出てくるのは彼。

『神だ!!!!このカノンが、大地と海の神になるのだ!』
岩場と海があれば吠える。世界各国通常運行。
向こうにはノルソイを象徴する岩山が神々しく佇んでいる。

何故かこの山を『ノルソイ様』と呼んでいた。立神岩の一種か。
ノルソイ様をバックに。

『アテナやポセイドンに代わり、全てを支配してやるのだ!!!!アトランティック・エアウェイズもこのカノンの傘下となるのだ!!!!』
八重山に行けば安栄党、ギリシャに行けばヘレニック・シーウェイズ党、そして今回はアトランティック・エアウェイズ党。

『北大西洋もこの全てカノンの配下となるのだ!!!!』
………あ、

『…そう言えば、北大西洋の海将軍だったな俺…』
仕事らしい仕事をしていないからだ。

『自分の管轄を忘れるな』
呆れる兄ちゃん。
ノルソイの神々しい景色が似合う。

『…それにしても何だろうこの既視感』

向こうはなだらかな草原だったので、取りあえず道なりに歩いてみた。
昼は雨だったが、かなり晴れてきた。

風は相変わらず強い。
先よりも更に高い絶壁が。

小川が直接海に流れ込むので滝になっている。
足下はこう。

落ちたら確実に死にます。
断崖絶壁と言えば………あれ?

『神だ!このカノンが大地と海の神となるのだ!!!!!アテナとポセイドンに代わり、全てを支配してやるぞーッ!!!!!』
流石はEX。叫び顔まで用意してご当地シャウトを再現。
だが、

『つか、大地と海の神とかどうでも良い!!!!絶対に冥闘士兄さんと挙式上げてやる!!!!』
世界征服の野望はすでに棄てているのが聖闘士カノンの仕様。
そして野望は大きくコースアウト。

『そんでもって新婚さんいらっしゃいに出演し、俺の惚気トークで桂○枝を幾度も椅子からずり落ちさせてやるわーッ!!!!』
それこそ椅子ごとこかす程の勢い。

『そんでもってラブキャッチでヨーロッパ旅行当ててやるぞーッ!!!!イエスノー枕も俺のものだーッ!!!!』
大きいようで小さいようで叶いそうでやっぱり叶わなさそうな野望。
出遅れたが、

『…お前それをヨーロッパで言ってどうすんだよ?』
厳密に言えば北大西洋諸国だが。
EXと海龍って、同じカノンの規格なのに全然似てないな。

『新婚さんいらっしゃいに出演した暁には、お前にラブキャッチで当てたタワシやるよ』

『タワシかよ。どうせならたこ焼き一年分寄越せ』
本家。

『神だ!このカノンが大地と海の神となるのだ!!!!』
口開けフェイスは無いけど、何か表情で雰囲気が出ている。それが海龍カノン。
伊達に日本各地の海岸、そしてスニオン岬に立っていない。

『アテナとポセイドン、そしてハデスに代わり全てを支配してやる!!!!』
北大西洋に向かって吠える。

『この世のすべてがカノンに跪くのだーッ!!!!スカンディナビアもこのカノンの支配下に収めてやる!でもソルティグミは要らんぞー!!!!』
言いたい放題。
そのまま後ろから叩き落としたい。

『神聖なるラダマンティス様の生地で騒ぎおって…』

北大西洋とバレンタイン。
何と言うか、感無量。

『…かのような地で、ラダマンティス様はお生まれになったのか…』
バレンタインにして然り、フェローにいると同じ感慨に浸れます。
イギリスのフェローズ諸島とか細かいことは言わない。
冥闘士の感慨を断ち切るかのように現れたのが彼。

堂々の聖闘士登場。
サガも草原に合うがこいつも大概似合う。

来年のカレンダーになっていてもおかしくはない一枚。
日差しはあるが風は冷たくて強い。

『故に5月でもジャンパーは要るぞ』

午前の嵐が嘘のように晴れている。
港を除く島の周囲が断崖絶壁に囲まれているのか、どこまで行っても崖。


崖。

崖。

崖。
崖…。

『………』
あまりに絶壁が多すぎて、叫ぶ気力も起こらない。