ラダマン生誕記念日企画第二弾
『ケーキ編 -前章-』
松坂牛はさておき、この来るべきXデーに向けて、3体のラダマイスが集結した。

ジャージが1号、マスクを付けているのが2号、マスク無しが3号である。
見分けやすいと言えば見分けやすい。敢えて彼等の固有名詞をここでは説明しない。
2号『これから何かの企画があるらしい』
3号『企画って、こんな日に何かするようなことなどあったか?』
流石はラダマン、自身の誕生日にも疎い。

1号『つうか、今日はオレ達ラダマンティスの誕生日だろう』
2&3号『おおそうか。そうだったな』
これは天然と言うか、まさか自分が祝ってもらえる存在とは思っていないのだろう。
謙虚と言えば謙虚である。

漸く誕生日だと気付いた所へケーキが登場。
『すわ』
あまり驚いた様子ではないのはラダマンティスだから。

中身はこれである。

仕事帰りに阪神百貨店をうろつき回った果てに購入した、ヴィタメールのミロワールカシスケーキ。
上に乗ったラズベリーやカシスゼリーの色が冥衣を思わせて良いんじゃないのと思って買ったのだ。
それにしてもヴィタメールのケーキ、高い…。
上に乗ったカードがややお間抜けと言うか、ケーキの小ささを引き立たせる。

1号『つうか、オレの誕生日実は2月1日なんだけど…』
3号『…それは禁句だ(オレだって5月27日なんだ)』
何故一号がライミと同じか言うと、その時期がラダマイス初版の発売日だからだ。

2号『オレなんか、11月27日なんだけど…(何か惜しい)』
3号『奇遇だな。オレの半年後か』
これらの疑問は極めて愚問である。
それでは10月30日に祝う意義が無くなるではないか。
そんなところにある人物が闖入して来た。

食い物と言えば奴である。
ラダマイス1号『…うっ』

アイコマイス『あー、ケーキ!!良いなーっ!オレ何も貰ってないのにー!!!!』
ラダマイス『お前、誕生日にバイク貰ってんだろ!』
たまたま7月6日にV-MAXを買ったらアイコに接収されてしまったのだ。
しかし自分もことは棚に上げるのがアイコ。
そして、背後のラダマイス2号3号は見て見ぬ振り。

どうにかアイアコスの対処を終えて這々の体で戻って来たラダマイス1号。
他の二人はアイコは元より、完全にケーキを持て余している。

一度はお互いの誕生日を主張し合った3人だったが、
共通するラダマンティスと言う要素を祝う日は今日しかないと腑に落ちないがとにかく納得。
要するに3人まとめて祝われたのだ。
彼等の腑に落ちる訳が無いが、管理人もいちいち年に3度も脈絡の無い日を祝う程暇ではないのだ。
そもそもマイス共も祝って要らんと思っているに違いないだろうが。
1号もともかく椅子に着席。

1号(ケーキはともかくオレの冥衣は一体どうなってんだ…)
そちらの方が重大である。
今言っても愚問なので敢えて口に出しはしないが。

『………』それどころか3人ともケーキなど食べたい気分でもないのである。
特に3号は甘いものが嫌いである。
同一の製品規格のラダマイスでどうして好き嫌いが出て来てしまうのか、
謎と言えば謎である。
無言でケーキを持て余す3人。
よく見たら2号3号で1号の出方を窺っているようにも見える。
一方の1号は一体何時になったら自分の冥衣が復帰するのか、
そして一体何時まで2号が自分の翼とマスクを借りているつもりなのか悶々と考えている。
最早、一体どこがお祝いなのかさっぱり判らない状態である。

そこにまたアイコが湧いて来た。
アイコ『良いなー、ケーキー』
やはりこの人も未だに未練たらたらである。
そして椅子の無いアイコを不憫に思ってか、ラダマイスも何時しか床座である。
いつの間にか『Happy-birthday』のプレートが外されたところで、
次はいよいよキャンドルサービスである。