マイス屋外撮影マニュアル
前項では撮影時間や場所などを説明したが、
今回は時間帯、天候による光量条件を説明したいと思う。
ちなみに、これも素人判断なので本格的に写真を志しておられる方は
他のサイトに移動されることをおすすめします。
また、これは私の持っているカメラを基にした所見であり、
機種や性能によって撮影結果の差異が出てきますので飽くまでも参考の一つに。
実践編
その三 光量条件
内容は時間帯と被りますが、晴天の日中だったら良い!と言う訳でもありません。
何せ聖闘士聖衣神話のラインナップの殆どは、
彫りが深い&髪の造形が鬱陶しい奴ばかりなのです。
1.晴天時
晴天の正午ぐらいの光の向きと光量で撮るとこうなります。
こうなる。
晴れていて日中であれば良い、と言う訳でもないのです…。
一番ベストな方法は太陽の方向に顔を向けて撮ることで、
これもまあ言わずがなな内容です。
落ち着いて撮れるのならばベストな角度を探すのがベターですが、
構成上どうしても外せない時などは結構選択を迫られます。
ちなみに、良い絵が撮れるのは圧倒的に晴天です。
2.曇天時
意外と安定した絵が撮れるのは明るい曇りだったりします。
もしくは太陽に雲が被った瞬間。
トーンは全体的に暗くなり、絵そのものは冴えないですが、
晴天独特のコントラストには悩まされなくて済みます。
コントラストが安定する。
ちなみに、あんまりに暗い曇りは雨が降るかもしれないので撮影しません。
3.雨天時
雨の日の屋外撮影は傘が盾となって死角を作ってはくれますが、
いかんせん傘&カメラ&マイスを両手に持たねばならないので結構面倒くさいです。
トーンは暗いですが、風情のある絵は撮れます。
その四 光量条件2
前回は天候別の光量条件を説明しましたが、
今度は日没時、日没後、夜間撮影の説明をします。
1:日没時
マイス以外の撮影でもそうですが、一番難しいのが日没です。
特に、日没とマイスを同時に撮ろうとすると、逆光の餌食になって真っ黒になるか、
被写体のトーンを優先したら今度は空が白くなって夕焼け独特の荘厳さは奪われてしまいます。
逆光の図。まあ、後ろ姿なら支障なし。
被写体優先にすると今度は空のトーンが平坦になり、奥行きが無くなる。
ここで逆光対策にフラッシュを使ったら十中八九合成臭い画像になります。
風情もへったくれもない。
日没対策は未だに解決を見ていないので、
海や空の色合いを活かしたまま、被写体と日没を同時に撮ろうとしたら合成しかないと思います…。
まあ、そんな欲を張らずとも、太陽の方に向かせれば良いのだけど。
ちなみに夜明けの撮影も条件はほぼ同じです。
2:日没後
日没後は場所が平坦であれば結構良い絵が撮れます。
西に沈む太陽と東に上る月を同時に撮影することが出来ます。
西から太陽の光が射しているので被写体の明るさが保てる上、
月を同時に撮ることも出来るのです。
でも、太陽に背くとまっ暗。
それでも風情があるなら良しです。
これが出来るのは平坦な場所かビルの屋上か山の天辺など、場所は限られています。
言うまでも無いことですが、月が出ていないと出来ません。
3:夜間撮影
夜間撮影は基本的にブレとの戦いです。
カメラの性能によっては暗すぎて被写体を認識出来ない場合があります。
フラッシュを使うとエラいことになるのは前項で述べたとおり。
なので、基本的に長秒露光で撮影します。
月光のみだと暗すぎてピントが絞れない。
これでも満月。
人間の眼には明るく見えてもカメラと言うのはなかなか光を捉えられないのです。
街灯などがある場合は被写体を認識出来る。
ちなみに、街灯の無いような場所での撮影は、被写体を完全に認識できませんでした。
もっと高性能な夜間の撮影に適したカメラなら可能かもしれません。