呂布語りとかやってしまいました。

※注意、この項目は呂布の萌え語りと同時に突っ込みが多く存在します、
また劇画な呂布が登場するのでそう言う呂布が好みでない方、
突っ込みが嫌いな方は速やかにページを閉じることをお薦めします。

呂布とは言わずと知れた中国の古典的大河ドラマ『三国志』に登場する呂布奉先のこと、
超有名人なのでWSTで語るまでもないだろう。
その人気は結構高く、本場中国でも1・2を争う人気の人物だとか。
『三国無双』などからこの人物に思いを馳せる人は多いのではないだろうか。

管理人も呂布と言う人物は知識で知ってはいたが、あまり関心は持っていませんでした。
そんな折、某タブロイド紙に『三国志』が掲載されており、
仕事の関係でそのタブロイド紙に目を通す機会が多かった私は当初劇画調の中国古代漫画を見て、
(以下にもオッサンの好きそうな題材と絵だ)と思って別段気に留めていませんでした。
が、ある日、視界の端にこんな人物が目に留まって、思わず漫画に見入ってしまった。
誰だ?背後の厳つくてでかい男は…。
一気に、この背後に立つオールバックの厳つい男が気になり、
ここでやっとこの漫画の名前とこの厳つい男の名前を確認した訳ですよ。
そうです管理人、何とタブロイド紙の登場人物から呂布にハマっておるのです。
ラダマンティスにだってマイスからハマった女だ。

で、それから逐一紙面を辿って呂布の行方を追いました。
それは立派な呂布ストーカー状態。
元がそうなのかこの漫画での描き方がそうなのかこの呂布、面白すぎる。
ここではその漫画に登場した呂布をダイジェストで抜粋させてもらう。

まずは登場シーン。


丁原の背後に立つ呂布の図。
丁原、自慢の養子を披露。
『ウチには呂布がおるでなあカッハッハッハ』
周囲を威嚇する為に呂布を同席させたのは言うまでも無い。

武力の象徴として周囲を威圧するのには成功したのだが、これを董卓が見逃す訳が無い。
早速呂布欲しさに赤兎馬で誘惑です。

赤兎馬とともに唆す李儒。
悩む呂布。が、次のコマで速攻丁原殺害。
早!それから董卓の元で蜜月時代を過ごし、有名な虎牢関の戦いへ。

が、その辺りの資料をごっそり無くしてしまったのだな。
めっさカッコいい呂布の姿があったのだが…。
まあ良いだろう。董卓の軍勢を退けた後、更に追撃を試みる曹操。
だが、董卓の報復を恐れた連合軍は及び腰。
で、『もう良い!だったらオレだけで行く!』と曹操は兵を率いて追撃に。

が、そこに待っていたのは、

そう、呂布。呂布の奇襲により曹操の軍勢、ほぼ壊滅。
良い悪人面だ…。曹操のセンスも少しヤバいぞ。

その後、連合軍は雲散霧消、董卓も都を変えて健在。
呂布を恐れて誰も董卓に逆らえない状況で立ち上がったのがそう、王允。
養女貂蝉に呂布と董卓の二人を惚れさせて仲違いさせる有名な『連奸の計』である。

早速開始。
 
美女に寄られてどぎまぎする呂布。
可愛い、可愛すぎるぞ。

それどころか、

16歳の少女に腕を触られてドキドキする純情呂布の図。
お前は中学生か!
『ドキッ、ドキキ』の擬音に図らずも大爆笑。
王允の『そんなに気に入ったらウチの娘を上げましょうか?』の一言に、
『何ィ!?真か!』とたじろぎつつも脊髄反射の如く二つ返事。うわあ単純。

が、呂布と結婚させるように見せかけて、董卓とも引き合わせてたんですな王允。
当然董卓もメロメロ。
貂蝉と密会する呂布を発見して董卓親父、怒り心頭。

逃げる呂布。逃げる、逃げるぞ間男呂布。

それよりも面白かったのは、

檄を投げる董卓。やるな。デブだが凄い投擲能力。
それを片手で遮る呂布も凄い。

蜜月時代は何処へ?

企み通り二人が完全に仲違いしたところに王允は、計画の最終段階董卓暗殺を持ちかける。
しかし呂布も人の子、流石に養父の殺害は躊躇します。
だって二人目。
が、ここで王允の追打ち、
『将軍が漢室をお助け下さるのであれば百年の後の世まで名雄と語られますよ』
その言葉に目が眩んだ。

打倒董卓を決意。早!

で、

董卓暗殺!良いのかそれで!

でも、

やっぱり躊躇はあります。
これで良いのかな呂布の図。
ごめんね父ちゃん。悩ましい横顔がグッドだ!

が、折角董卓を暗殺したのに結ばれると信じていた貂蝉はそれっきり行方を晦ました。
涙に暮れる呂布の図。
純情だ。可愛い、可愛すぎるぞ。

折角董卓を暗殺したのにその後武力を持った董卓の部下によってクーデターが勃発。
王允は討ち取られ、百年の世の英雄を夢見た呂布は逃亡を余儀なくされるが、
君主殺しと恐れられ誰からも相手されずに中原を彷徨うことに。


節操のなさ、のナレーションがいい味出してます。

しかしその後、色々あって張バクに拾われたみたいです。
そして、親父を殺された怒りの余り発狂して徐州に攻め込んだ
曹操の隙を突いてエン州を襲撃、
あっちゅうまにエン州の殆どを手中に収めてしまいます。

襲撃の図。

ハングリー精神に溢れた顔が堪りません。
栄古衰勢、何が起こるのか判らないのが三国志の面白いところ。

エン州の広大な地を手に入れた呂布は曹操から寝返った側近、
陳宮によって更なる曹操追撃作戦『名士の名を騙っておびき寄せる作戦』を発案。

陳宮の案に将軍呂布、

これまたナイスな悪人スマイル。

そして、作戦通りおびき寄せられて来た曹操を迎え撃つ呂布。

ナイスアングル。睥睨するのが似合う。

対する曹操(大分風体が変わったぞ)、

アンタ、騙されやすすぎ。
これで呂布に待ち伏せされたのは2度目…。

ここぞとばかり曹操の一軍をぼこぼこにしたが、
その後、おびき寄せるのに使ったその名士の裏切りによって撤退。
イナゴやら戦線の泥沼化やら一杯あって更に撤退。
やっぱり人の名を勝手に騙るのは良く無いようです。

少しばかり己に正直に生き過ぎたせいでそこかしこで嫌われ、
結局この人しかいないと劉備を頼って徐州に落ち延びたが、人の世話になるくせにこの態度、
ツンデレの王道か。
しっかり過去の恩は売っておく。
劉備は人間が出来ているので敢えて聞かない振りをしたが、張飛はそうは行かない。

当然の反応ですな。
呂布、大激怒。『主人殺し』は最早禁句。
一番デリケートな言葉だ。

しかし、劉備がその場を繕ってどうにか一触即発の事態を収集、
収集序でに呂布を丸めて小沛の地に放り込んでおく。やるな劉備元徳。

平穏の日々を手に入れた訳だが、劉備の存在を疎んだ曹操。
劉備と言う男は基本人畜無害だが、何時牙を剥いて来るや知れぬ。
そこに参謀荀イクの提案で呂布を使って劉備を討ち取らせようとする(駆虎呑狼の計)。
袁術経由で劉備が所用で国を脱出した際に徐州を攻めろと呂布に指示するが呂布も人の子、
当然躊躇します。
あんなに高慢な態度を取っておきながらこの謙虚さ。
このツンデレ。

が、

陳宮に唆され、立ち上がる。
単純、単純すぎるぞ呂布、それで良いのか!

 しかし、折角徐州を攻めて劉備を追い出したに関わらず、
約束されていた報酬が袁術によって反古にされてしまいました。


お怒り呂布の図。
そして、

うわあ、単純。
ダイナミックな表情で怒りを体現。
このままデビルマンに変身するのかと。

が、ここでもまた陳宮に丸め込まれます。
『我らが袁術を伐つのは困難。ならば劉備を徐州に呼び戻した方が良い』と。
袁術の戦力の規模、そして劉備も窮地に陥っているので背に腹は変えられず戻って来るだろう、と。

そんなこんなで…。

しっかり陳宮に丸め込まれてます。
もはや呂布と陳宮は二人三脚。陳宮も呂布を丸め込むのはお手のものです。

で、『実は私は徐州を守っていたのでした』と言い抜け抜けと劉備を呼び戻して和解。
守った序でに劉備を弟分にして『私が徐州を支配する』宣言。
劉備元徳、非常に出来た男なので、

謙虚な対応だ。
それを聞いた呂布の複雑な表情が何とも言えない。

で、劉備お帰り記念に早速祝杯だ。

ご機嫌を取っておかねば。

でも、酒の席で舞い上がる呂布に対し隣の劉備は、

…とても厭そうだ。

結果的に言うと駆虎呑狼の計は失敗。
結局旬イクには劉備の動きが読めなかった言うことです。

そのことを悔やむ旬イクの一言、

何をするのか目をつぶっても判る呂布、最早馬鹿扱い。

事情があってこれ以降の資料が手元に無いので、
ダイジェストは駆虎呑狼の計失敗までとなっています。
何とも中途半端な作りか。この漫画で追う限り、呂布の行動は突っ込みどころ満載。
その突っ込みどころ満載っぷりが冥界編のラダマンティスと被ると言うか…。
めっぽう強いが、義と欲の間で揺らいだりする人間臭さも大好きです。
飽くまで自分に正直に、時として馬鹿とも思える一本気なその生き様に惚れました。
既にMファクトリーから文庫版が出ているようなので興味を持たれた方はどうぞ。

最後に呂布奉先殿より一言。

馬鹿だがそこが…(ry

お粗末さまでした。

テスト