カノン島の鬼節分遊戯大会。

前年に続き、今年も節分遊戯。
WSTで節分と言うと鬼ことクロコゲデフテロスダマシと対周囲の人間との、仁義無き戦いだ。
今年は流石にネタが尽きるんじゃないかと危惧していたが、ちょこっとだけネタを思いついたので、何となく撮ってしまった。

今年も節分がやって来た。
今年は私服。
『ああー憂鬱だわー。マジで節分憂鬱だわー』
冒頭からミサワ状態のコゲ。

色と言い得物と言い貫禄と言いまさに鬼。

『また豆ぶつけられるの憂鬱だわー』
とか言って、自慢のハンマーで返り討ちにする気満々。

鬼なのに恵方巻を食う。

『手巻き寿司納豆巻しか無いのも憂鬱だわー。海鮮巻き買ったのにカノンに喰われたわー』


『…こうなったら、海龍カノンの恵方巻を喰ってやる』
何と言う恐ろしい決意。

さてここで、恒例のチャレンジャー登場。

毎年節分の度鬼に挑戦するペルセウスのアルゴル氏だ。
今回はシンプルに福枡持参。
『一昨年、去年と二年連続で敗北したが、今回は新造型の頭で挑むぞ!』
それがどう勝算に繋がるかは分からないが、頭の造型一つで射手座のように一気にレギュラーになることもある。

そして、今回は同僚が同行している。

こちらも新造型ヘッドのミスティ氏。あまりに酷かったのか新造型の頭が発売されるまで2年間放置されていた。

さあ、今年もきりきり鬼退治だ。

『LCでボコられた恨みと、二年間の雪辱これで晴らしてやらぁ!!!!鬼は外ーッ!!!!』
思えばWSTでこの人が最も節分に命を掛けている。

が、あっさりやられた。

豆を投げるまでもなく瞬殺。
『馬鹿め。心臓がお留守だぞ』
オルフェかアスプロすばりに心臓をぶち抜かれている。
お前は鬼かと言いたいが、鬼なので仕方がない。

戦慄のミスティ。

『がはあぁぁぁっ…!』
本当にこの一言しか出ない。
『豆を投げると振りが大きくなるので胴体ががら空きになるのだ』
去年はそれで海龍カノンがぶっ倒されていた。


で、あっさりやられてしまった。
『…無念…』
とか言って、来年はどんなネタで挑戦しようか今から考えている。

で、残るは一人。

『………』
『………』

何とも恐ろしい間だ。

『…いや、私はペルセウスに誘われて来ただけと言うか、別に個人的恨みは無いと言うか、節分なんかどうでも良いと言うか』

退却!

『待てやゴルァ!!!!』

-中略-

で、二人まとめてあっさり倒された。

『これが最近の聖闘士か。哀しいほどに弱いわ!』

毎年節分になると襲われる。

『…常にフロシャ○ムに襲われるサン○ッドの気持ちがちょっとわかるわ』

この上無く鬼畜な構図だ。まさに逆桃太郎状態。

流石に聖衣を齧る奇行は無いが、LCばりの非道っぷりを遺憾なく発揮。
鬼畜だが鬼なので仕方が無い。

このタイミングで現れる第二の刺客は、

やっぱりテンマだ。

こいつも毎年懲りないなあ。

『今年こそ鬼である師匠を倒し、俺のヒッカロシを受けてもらいます!!!!』
『ああー、じゃあ俺も心を鬼にして遠慮なく返り討ちにするのでそこの所よろしく』
この辺の遣り取りも恒例。

ところで、テンマと言えばUZIだったが、

『…で、小僧、何時ものサブマシンガンはどうしたんだよ?使いこなせたのか?』
『それがですね師匠、年末の引っ越しの騒動でどっか行っちゃって…』

何ともお粗末な結果だ。

『馬鹿者。だから引っ越し時に荷物にチェックリストを付けて、目録書けと言っただろう』
鬼に説教されては世話無い。
『あ、いえ、でも今年は節分の風習にならって新兵器を用意したんです』

この度彼はマシンガンに代わる兵器を持っていた。それはなんと、

『鬼が恐れる鰯だ!!!!』
節分に玄関に鰯を置くと、鬼が恐れて逃げると言う。

豆巻に拘らない鬼退治の新たな着眼点だと思うが、

『…何から突っ込んでいいか分からん…』


『…小僧、それ鰯じゃなくて鯖だぞ』
『え?』

リテイク。

『…喰らえ!』
『それはサンマだ』
鯖・サンマ共に青背の魚までは合っている。

更にリテイク、

『今度こそ、鰯を調達したぞ!』
今度は焼いてある。


『残念ながらそれは鯵だ』
『えー、これは流石に鰯でしょ?』
流石にここは食い下がるテンマ。


『よく見ろ小僧、鯵はな、体の脇にゼイゴって言って固い鱗があるんだ』
『…え?』


『…あ、本当だ、脇にトゲトゲみたいな鱗がある。最近のフィギュアは造り細かいなー』
しむらー、うしろー!

で、

お約束。
『哀しくなるほど魚に無知だな。さかなくんのところに弟子入りして来い』

テンマ、魚塗れで絶命。

『ヒッカロシ…』

結果、今年も鬼を倒せませんでした。

今年は挑戦者少なかったけどな。

『頼むから節分の間はそっとしてくれよ』
以上、節分遊戯でした。

節分遊戯余録

節分は鰯が安い。

『小僧、これが鰯だ』
節分に鰯を食べるのは主に西日本の週間らしい。


『マジゼイゴ無いっすね!』
『こいつの頭と柊の葉っぱで鬼を寄せ付けないんだ』
さりげに鬼退治を説明する鬼。

更に余録

その後、立ち飲み屋にて、

『いやー、マジ手加減して下さいよ』
『だったら豆ぶつけんなや。正当防衛だろが』

更に仕事の話。

『あ、そうそう、また今年の所得税の確定申告書とあと月間報告書を聖域に提出して下さいね』
『ああ?確定申告は海界から手続きしても良いだろ』
『元が聖域なんでそれは無理だそうです。海界には調査で出向いていると言う手続きになっています』

で、

『あざっす!ゴチになりましたー!!!!』
鬼、太っ腹。

以上、2013年節分遊戯でした。
お粗末様でした。

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