WST発 アイオロス誕遊戯大会。

ロス兄さんこと射手座アイオロスの誕生日遊戯大会です。
WST開設以来六年間、射手座は全くノーマークだった筈なのに、アッペン登場以降、当たり前にすぴばるに登場し、当たり前に旅行記に参加、海外進出まで果たしている。
挙げ句当たり前に誕生日遊戯開催。これがアッペン効果。実に偉大なり。

本題おっとその前に、注意書きを幾つか。
・今回はカップリング遊戯でロス×サガ風味でラダマも登場するので、ロス×サガに拘りのある方、サガ×ラダもちょっと…な方は閲覧をお控え下さい。
・また、ケーキ遊戯が出ますので、苦手な方は閲覧をお控え下さい。ケーキ遊戯と言っても、露骨なエロはありません。
・あと、サガが何匹か出てきます。同一キャラ複数のダブりが苦手な方も閲覧をお控え下さい。

ちなみに今年はネタがあったからやってみたので、来年あるかどうかはわかりません…。

ともあれ、とっとと本題へ移る。

のっけからWSTが誇るハイパーポジティブナイスガイ、ロス兄の登場だ。

『諸君!本日、11/30日はこの俺アイオロスの誕生日である!』
弟や殆どの連中はスルーされているのに、こいつだけ企画が組まれるだなんて。

これもすぴばるにて半月前から営業活動をした成果であろう。

『欲しいものは口に出さないと手に入らない!そうすることによって、願いを叶えることが出来るのだ!』
ただのくれくれ厨に言い分に聞こえなくもないが、何かこいつが言うと説得力があるな。
『ただ言うだけではない。普段からすぴばるでネタ提供をしたり、ネタ作りの努力を惜しまんことだ』

こいつが求める誕生日プレゼントは勿論、

『15cm以上のケーキ、そしてサガがおればもう文句無しなのだが…』

ケーキはある。

誕生日企画でいきなりケーキ出るのはすげえよアッペンロス。

だが、

前後に薄い…。てか細い。
『確かに、15cm以上とは言ったがな…』

直径15cmと言うのを忘れていた。

横幅は20cmを超えているが、幅が5cm足らず。

なんつうとんちワールト。

『…これではケーキ遊戯できんではないか…』
何とこいつもケーキ遊戯愛好者だった。

ケーキと同じぐらい必要なケーキ遊戯必需品のサガだが、

何か出オチ感漂う構図。

サガはサガでも、双子座類の中で唯一30歳以上疑惑が囁かれる冥闘士版だ。

『この辺にケーキと、ケーキ遊戯好きのツンデレ弟がいると聞いて来てみたのだが…』
ほぼ誰か特定されている。

冥闘士版は言うまでもなくサガ×カノ好きだ。

サガ『いるのは薄っぺらいケーキと暑苦しい兄貴ではないか!ふざけるな』
まんまと騙されている。

それはこっちの台詞だ。

アイオロス『サガはサガでも、お前はノーサンキューだ』
サガなら何でも良い訳ではない。
冥サガ『奇遇だな。私も暑苦しい兄貴キャラのお前はノーサンキューだ』

しかも、アイオロスも冥闘士版はあまり好きではなかったようだ。

アイオロス『第一、復活黄金聖闘士にシオンがいて俺が含まれなかったのは、貴様が出張ったからだろう!ハデス十二宮編の登場を奪いやがって!』
アイオロスサガになると船頭多くして…の図式となって主役級が被るので、物語の進行上敢えてアイオロスが外されたのはある意味有名な話。
だがそれはこいつ一人に限らず、サガ全般に言えるクレームだと思う。
サガ『何だと!』

絶賛口論中。

サガ『嘆きの壁の前では我が物顔で黄金聖闘士の筆頭をやっておったくせに!第一、お前なんか私ほどキャラが立っていないからハデス十二宮編で出て来ても出番ないだろが!』
内容はほどほどに深刻だ。アイオロス・サガの間では禁句の話題じゃないのか?

口論中悪いけどさ、

EXサガ『…何か、ここでロースでタンでケーキが振舞われるとか聞いたのだが』
今度はサガはサガでもEX版だ。
冥サガ『焼き肉かよ』

地味に悶絶するアイオロス氏。

アイオロス『…違う…俺だって、サガだったら何でも良い訳ではない。黄金聖闘士でも、顎が尖りすぎのお前はノーサンキューと言うか…』
EXサガ『黙れ!誰が学園ハン○ムだ!』
実は結構顎が尖っているのを気にしている。
冥サガ『まだ言ってないじゃん美剣先輩』

サガはサガでも本命は極限られている。

アイオロス『…第一、何か、サガと言う割には顔が今時過ぎて何だか微妙なんだよ…。アーレス教皇や台座がないからプレイバリューも少ないし…』
EXサガ『何だと!皇級のお前の顔は間延びしすぎて微妙どころか残念だろうが!実際は星矢のオマケのくせに』
人数が増えても、絶賛口論中。
冥サガ『…もー何かめんどくさいからさあ、こいつGEXで葬っちゃえよ』

アイオロスが誕生日に拘らずトラブルに巻き込まれている頃、本命のサガは、

絶賛勤務中であった。
『今頃どうしておるかな?アイオロスの奴…』

彼の身を案じているかと思いきや、

『ケーキは約束通り15cm以上のものを手配したし、奴の好きなサガも手配した。精々楽しむが良い』
お前の手引きかよ!
何となくチョイスに悪意を感じる。

で、このまま仕事中でロス誕をやり過ごそうと思ったが、こんな人が。

『おおサガよ、ちょうど良いところにおった』

こいつの登場でかなり不穏な雲行きとなる。

シオン『実はな、アイオロスの奴扶養控除申請書を今日が提出期限だと言うにまだ出しておらんでな』
この時期ならではのネタである。

予想通りの展開。つか、シオンさんの後ろ髪何処言った?

シオン『あいつ、チビリアを弟から自分の扶養家族に入れると言うておったので、是非とも申請書が必要なのだ。今日が期限なので非番の奴のところへ行ってこれを届けてくれ』
サガ『…………』

アイオロスの書類提出忘れは今日に始まったことではない。
今まで、この手の尻拭いはしょっちゅうして来たのだ。

私は射手座の保護者じゃない!
サガ『…お言葉ですがシオン、申請書の提出期限は今年中であればどうにかなるでしょう?そもそも、書かないのは彼の過失であって、扶養控除が受けられなくても私の知るところではありません。年末調整や源泉徴収などの手続きくらい、自分でやらせておけば良いのです』
頑として今日は射手座に会いたくないサガ。
シオン『…お前はそう言うが、今年中に全聖闘士、それこそ雑兵に至るまでの手続き行う手前、書類が今月中に全て揃わねばならんのだ。一人揃わんでは話にならんし、勝手にやられては手続きが煩雑になる』
これぞお役所根性。

そしてこれが殺し文句。

シオン『そこまで言うのならば、今年の全聖闘士の年末調整と源泉徴収、その他経理の処理は全てお前に一任しよう。しかし、私も鬼ではない。書類を奴に渡すか、それとも経理をやるか今のうちに選ばせてやろう』
サガ『ぐ…』
そこまで言われたら行くしかない。
流石は261歳。サガの扱いなど朝飯前である。

で、アイオロス達はと言うと、

ケーキを挟んで尚も口論中。
EXサガ『何だと!?唐揚げに断りもせずレモンをかけるのは、邪道であるわ!』
アイオロス『先に唐揚げにレモンをかけておくのが、気配りと言うものだろうが!』
気が付けば唐揚げ談義に発展。
冥サガ『…私はどっちかと言うと唐揚げには塩派だ』

談義中申し訳ないが、

渋々サガが現れた。
『…扶養控除申請書の提出がまだだぞ、愚か者め…』
言葉の端々に怒りが。

どう考えてもこいつの尻拭いだもんな。

サガ『今日中に提出せんと、扶養控除は必要なしと見なすぞ…』
絶対にシオンもこいつをロス誕に参加させる為に仕向けたに違いない。

何だか雲行きが怪しい。

まさに、飛んで火にいるなんとやら。
サガ、すっかり及び腰だ。受け臭い構図も何か絵になるのがサガ。

高速で脱衣!

アイオロス『待ちわびたぞサガよ!幅は狭いが、ケーキ遊戯を楽しもうぞ!』
サガ『…!』

だが、

あっさり躱した。

まさに闘牛状態。

サガ『…馬鹿め。誰が大人しく捕まるか』

ケーキに見事激突。

『………』
あらゆる意味で哀愁漂う姿だ。

してやったりな顔も絵にになるのがサガ。

『貴様とケーキ遊戯などまるっとお断りだ。そのまま、大人しくケーキで頭を冷やしておるが良い!』

呆気にとられる外野二人。

EXサガ『…つか、唐揚げにレモンはどうなったんだ?』
冥サガ『私、塩派だからどっちでも良い。でもまあ、勝手に人の分まで掛けちゃうのは良くないよな』

外野の唐揚げ談義を他所に、

復活した!

こんなことで挫けては、ハイパーポジティブの名が廃る。

しかも、高速で衣類を剥ぐ。
どう脱がせるかについては常にイメージトレーニングを重ねてきたので、これはその賜物である。

そのまま、

ケーキへラリアット!

外人並みのリアクションで驚くEXサガ。

対して隣の冥サガの全くのやる気のなさが何とも言えない。

ラリアットのままがっちりホールドをきめられた。

サガ、WST始まって以来のピンチではないか??

このままケーキ遊戯かと思いきや、

ラダマ『俺のサガに何さらしとるねん!』
ヤクザばりの口調で翼竜が乱入。

ライバルがいると出てくるのが所有欲。

ラダマ『射手座の元に書類を届けに行ったと聞いたが、まさかこんな事になっていたとは!』
まさかもなにも、予測された展開だ。
EXサガ(しかし、色々出て来るよな)
全くだ。

勿論アイオロス、これしきでは全く堪えない。

アイオロス『…とは言うが、やはりラダ×サガよりも、ロス×サガだろう』
ラダマ『じゃかあしい!ロス×サガやりたきゃ他でやれ!』
遂にあほらしくなって立ち去り始めた外野の冥サガ。

立ち去ったのかと思いきや、

冥サガ『…なんかめんどくさいから、お前もケーキに入っとけ』
ラダマを高速脱衣、そのままケーキに放り込んだ。

その高速脱衣はパンツ職人の所行。

そのまま抱きつくサガ『vvv』

背景カオスのまま、そのままニヒルに立ち去った。

『…で、私の可愛いツンデレ弟は何処に行ったんだ?』

呆気にとられる新参者。

(…そう言う取りまとめ方もあるか)
ラダマ投入は冥サガ的強引な和解方法なのかもしれない。投げっぱなし感もあるが。

ところで、何か一つ重要なことを忘れていないか?

『…で、扶養控除申請書は一体どうするつもりなのだ…』
全くだ。

以上、ロス誕遊戯大会でした。

最後にケーキに放り込まれた三人の姿を。

クリームが何となく間抜けさを醸し出している。

しかし似合う。

誕生日と関係ないのに放り込まれた二人。

名物、クリーム塗れ

最後に配置換えバージョン。

…確かに、サガと並べても遜色のない顔になったよなロス兄さん。
アッペンリリースが嘆きの壁シーン再現の悲願だったのも頷ける。
…左の彼の造形については今更議論しない。

以上、お粗末様でした。

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