One-day-of-gemini遊戯
映画の時間
凄まじい食いっぷりだが、何のかんので完食。

カノン『食った食った』
ご満悦だ。
満悦途中悪いけどさ、
何か言い辛い。
デフ『…ところでお前、仕事はどうしたんだ?』
他の双子座類はとっくに出払っている。
仕事だと?

カノン『笑止!そんなもの、今日もサボってやったわ!』
笑止!じゃねえだろ。
目眩が。
カノン『そんなもの、部下に丸投げしてやったわ!良いか、優れた上司ほど自身がいなくとも上手く現場が回るようにできるのよ!』
デフ『いなくても回るって、リストラ候補じゃねぇのか…。そのうち部下に干されるぞ』
何せ、筆頭のポセイドンが眠ってばかりでやる気0なのだ。
リストラ男はどうでも良いとして、

デフ『…借りて来たDVDを見るか』
カノン『オレは『グラン・ブルー』を見たい。再生せんかクロコゲ』
………。
不満爆発。
デフ『…お前、前から思っていたのだが、それが人にものを頼む態度か?』
カノン『これ以上謙虚な姿勢があるか?十分に譲歩しておるわ!』
海竜カノン的には。
最早、何処から突っ込んだら良いか分からない。

カノン『つべこべ言わず『グラン・ブルー』をかけんか!』
デフ『オレは『ボルケーノ』を観るんだ!DVDならそこのノートパソコンで観てろ!』
TVを巡って争う双子座類。

カノン『『ボケルーノ』だと?そんな下らんB級パニックの何処が面白いのだ!?観るだけ時間の無駄であるわ!』
言い分は正しいが、さりげなく名前を間違えている。
デフ『うるせえ!オレはトミー・リー・ジョーンズが好きなんだ!第一、ベッソン映画なんて話題の割にはいつも中身が無いじゃねえか!』
カノン『貴様…。良くもリュック・ベッソンを愚弄したな…』
制裁!
また噛んだ。
カノン『ベッソンを愚弄するものは、こうだ!』
デフ『…いだだだだだだ!』
角度を変えると何をしているのかさっぱりわからない。
すっかりカノ×デフ状態だ。
昼下がりの情事。
カノン『『グラン・ブルー』とともに『冷たく凍えた月』と『サブウェイ』はベッソンの最高傑作なのだ!しかと身体に刻んでおけ!』
デフ×ラダとか言っていた時代は何処…。
デフ『いだだ!どっちも初期作品ではないか!『ニキータ』と『レオン』は!?いだだだだ!』
こんな状態でよく会話が成り立つなあ。
カノン『無論、傑作である!』
で、

カノン『はっはっは!ベッソン最高!』
まんまとテレビを取られた。
何とも痛ましい構図だ。

デフ『…『サブウェイ』は筋が無いのがわからんし、スタイリッシュを売りにしてスノッブ気取りなのがいまいち好かんのだな…』
聞こえよがしに映画批評。
カノン『…貴様、もう一度噛まれたいか??』
暫く悶々としていたはずが、

気が付いたら一緒に見入っている。
カノン『…やはり、完全版が一番であるな』
デフ『…オチが何とも言えんな…』
カノン『これは海に魂を繋がれた男達の、愛の物語なのだ』
海闘士だけに、思い入れは深い。
完全版と言うことは、3時間近く経ったと言う訳です。

カノン『と、言う訳でオレは腹が減った。食い物を用意せんか』
デフ『またオレをアテにするか…』

デフ『貴様に食わせてやる餌は無い。自分の食い扶持ぐらい自分で稼げ。とっとと仕事に行ったらどうだ?』
カノン『…つまり、餌の捕獲は己でせよ言う訳か?』
デフ『そうだ。物わかりが良いではないか』
正論だが禁句になることもある。

カノン『して、ここに美味そうな黒糖菓子があるな…』
目の前にいるものが捕獲対象。
デフ『またオレかよ!』
躱した。

デフ『しゃあないな…』
なんと、カップ麺を持って来た。

デフ『…管理人のネタ買いだ』
カノン『あるならあると先に言わんか』
なんと、

『スープが鬼のようにどろどろの、鬼どろそばだ』
それって、

カノン『…共食いじゃねえの?』
デフ『お前に齧られるよりマシだ』
どういう基準だ?
で、

包装を捲ったぞ。
スープ類を取り除く。

『カップヌードルの要領でこのまま湯を注ぐ粗忽者もたまにはおるがな』
カップ麺作りの鬼。

で、ここがキモの細切れ麺を投下。
『後は湯を注ぐばかりだ』
で、湯を取りに行ったコゲ。

…の、後ろで何かやっている。
この段階でつまみ食いか。

カノン『乾燥しておる上に味が無いではないか!これが人の食い物か!!』
デフ『湯を注ぐ前に食う奴があるか!』
どんだけ粗忽者なんだこいつ。
で、

蓋をして待つこと3分。
デフ『………』
…………。

デフ『…何故オレの肩を持つ?』
カノン『逃走防止だ。…不味かった時は、わかっておるな?』
デフ『わかるかボケ』
で、ひたすらにダシを混ぜる。

デフ『粘度が高いので、ひたすらに混ぜるのだ』
写真だけ観てると納豆を作っているのかカップ麺を作っているのか判別が付かない。
背景で優雅に寛いでいるけどさ。

デフ『貴様もちったあ手伝え…』
肝心の麺はこんな感じ。

納豆かと…。
で、肝心の味の方は…。

『…………』
醤油辛いと言うか…。

デフ『…何と言うか、汁の乾いたミソラーメンだな…』
カノン『分量を間違えたのではあるまいな…』
パソコンの時間
制裁は受けなかったようだ。

カノン『食った食ったv』
基本こいつは何でも食うので、相当不味いものでない限り制裁はない。
デフ『貴様もちったあ片付けを手伝え』
それはのれんに腕押しと言うもの。
で、

一段落ついたらまたパソコンを開くコゲ。
カノン『何だ?コゲ風情が。貴様パソコンを使えるのか?』
そう言えば、さっきパン食っている時もノートパソコンいじってた。

デフ『…人並みには。…少なくともお前よりは使えるぞ』
カノンが操作ミスで壊したデータを幾度となくリカバリした過去を持つ。
カノン『ふうん。…で、何をやっとるんだ?』
mixiかと思いきや、

デフ『FXを少々。片手間で少しは家計の足しになればと思ってな』
カノン『FXだと?馬鹿め!そんなもので大金を稼げると本気で信じておるのか!!!!』
毎年一攫千金を狙って当たりもしない宝くじを買い漁っている男に言われたくはない。

デフ『…限度を守り、レートや情勢を見ながらこつこつやっておれば、そこそこの収益にはなるぞ』
カノン『まるで初心者向けマニュアルのような面白みの無いことを言いおって…』
面倒くさがりの海龍カノンにとっては結構耳に痛い話。
そして、コゲの『そこそこの利益』も未知数なのがミソ。
外国為替保証金取引をするカノン島の鬼って、どうよ?

デフ『…ところで、お前と付き合っている翼竜は一体どうなってるんだ?奴は今日非番だから、遊びに行けば良いではないか』
仕事の邪魔なのでさらりと退出勧告。
カノン『ハッ!翼竜だと!?』
管理人をはじめとして、これを見ている人間全員が気になっている内容だけどさ。

カノン『そんなもの、奇麗さっぱり振られてやったわ!このカノン、今や正真正銘自由の身よ!』
どうやら、完全に愛想を尽かされたらしい。
デフ『……………要するに捨てられた訳か………。…だから人に一日中絡んでくるのだな…』
振られてやったがカノン節。
どうしような展開だが、

どうしようのままカノン、テレビ鑑賞。コゲ、ネットに没頭。
典型的現代っ子の居間風景だ。
カノン『…チ,ロクな再放送をやってないな』
いい加減テレビに退屈して来たカノン氏。

『…………』
何だかよろしくない小宇宙を隣からひしひしと感じるコゲ。
カノン『そろそろ小腹が空いて来たな…』
お約束。

デフ『…そろそろチビどもを迎えに行く時間だな…』
さりげなく躱した。
お迎えの時間
中略。

託児所からチビを連れて帰って来たコゲ。
デフ『お前も家にいるなら、ちったあこいつらの面倒を見んか』
カノン『折角の休日にチビどもの世話なんか誰がするか!』
デフ『お前、毎日が休日だろう!』
不定休と言うか、不定期出勤と言うか。
すっかり所帯染みた光景だ。

何のかんのでチビカノを構う海龍カノンと、夕方のニュースをチェックするコゲ。
海龍カノンは遊び相手に向かないのか、

何とここでコゲに戯れた。
デフ『何でオレにつきまとう!隣のカノンに遊んで貰え!』
カノン『もてておるではないか』
弟子の件と言い、それなりに面倒見の良いオーラが出ているのだろう。

『こら!髪の毛を掴むな!噛み付くな!オレは食い物ではないぞ!』
髪の毛を引張ったらそれこそすっぽりと抜けてしまうぞ。
目線が怪しい。

カノン『…そろそろ小腹が減ったぞコゲ。何か食わせろ』
デフ『ふざけんな!食い物ぐらい自分で探せ!』
カノン『…ほう、また齧られたいようだな』
………。

何とここで双子座類の親玉のお帰りだ。
『…夜勤明けでそのまま出勤だったがな』

サガ『小さきもの達とカノンの面倒はしっかりと見ているようだな』
自動的に海龍カノンも保育メンバーに組み込まれている。
デフ『好きで見ておる訳ではないわ!何とかならんのかこいつら!』
とは言え、

サガ『働いていないお前に言えた義理であるか?』
そう言われると何とも言い返せない。
デフ『…チビはともかく、実弟は何とかならんのか……』
サガ『育ち方が悪かったのだからこればかりはどうにもならん』
アンタのな。
と、言う訳でGDGDムードのまま大したオチも無いまま双子座ネタ遊戯大会はお開き。
…そろそろクリスマス編の収録か………。