2009年バレンタイン遊技

恒例のバレンタイン遊技。去年から始まった慣習ですが、まあ恒例。
とは言え、構成メンバーはめっきり常連となった双子座&翼竜です。ねえ、ガルーダ&グリフォンはどこへ行ったの?
双子座&翼竜カップリングに興味の無い方は回れ右して下さい。
いつものDAWN節をご覧になりたい方はスクロール…。
何だか排他的な文言だ。

のっけから最強にやる気の無いラダマイス。

『…今日は何かの日だった気がするのだが…』
何と、今日は何の日かお忘れだ。
この朴念仁。

ソファーに座る。

『…ま、良いか』
それで良いのか。

部下が冥界で泣いてるぞ。

『…業務連絡のメールチェックをするのだ』
こんなところでも仕事。
どう考えたって遠隔業務だしなあ。

そこに、相棒登場。

APラダ『ハーピーバースデー!』
ラダマイス『?バレンタインなんて商品化されてないやん』
慟哭キャンディーズがリリースされたのだからほんの少し希望はある。

バレマイスも商品化してほしいけどさ、

APラダ『今日はバレンタインデーだろ?』
ラダマイス『…あ』
あ、じゃない。

で、こいつが来ると言うことは、

ラダマイス(チョコレートの催促か…)
それ以外に目的は無いと思う。


しかし、その目線は既に期待大だ。
ラダマイス『………』

2/14日を忘れるぐらいだから当然チョコレートは覚えていない。

ラダマイス『…ちょっと待っとれ』
席を立ちつつもなんでオレが与えねばならんと訝るラダマイス。

で、水屋から買い置きの板チョコを持って来た。

ラダマイス『ほれトウチャン、お望みのチョコだ』
APラダ『おお!』

菓子棚で見たことあるけどま、いっか。

APラダ『♪』
喜んでチョコレートを抱えるAPラダ。
この辺り単純に出来てる。
ラダマイス(ま、お返しは当然板チョコだろうけど)


『♪』
本当に嬉しそう。


ラダマイス(…単純)
そこが奴の良いところでもあったりする。


喜んで開ける。

そして食べる。

バレンタインに相棒から板チョコを貰って喜ぶ男。
ある意味空寒い光景だ。
ラダマイス(バレンタインと言うことは、その内奴が現れそうだな…)

その頃、その奴は…、

相変わらずエラいファッションだ。

兄弟達とコンビニシフォンケーキを囲って争っていた。

主張はやっぱりこれ。
双子座カノン『このケーキはオレが見つけたのだ!』
海竜カノン『馬鹿め!金を払ったのはオレだ!』
サガ『…お前が払ったのは消費税分だけだろう』

今回のケーキはこれ。
もろコンビニケーキ。
本来ならば百貨店でそれ相応のケーキを買ってくるのだが相変わらず時間がなかったのでコンビニでシフォンケーキを買って来たのだ。


確かに選んだのは双子座カノンだけどさ、
サガ『何故にシフォンケーキなのだ!見た目は地味だし名前から好かんぞ!』
シフォンがシオンを連想したらしい。


双子座カノン『オレが来た時にはクリーム系のケーキは全て売り切れてそれしかなかったのだ!』
サガ『買いに行くのが遅いわ!』
すんません…。


サガ『それにしても、他にカップケーキとかあった筈だろう?何故にシフォンケーキなのだ?』
相当不服そうだ。
双子座カノン『馬鹿め!そんな小さなカップで何が出来る!上に乗るならばホールタイプだろう!』
どうやら、相当ケーキを遊技やりたいみたいだ。

この人、ケーキが何か知らずに金だけ払ったのか。

サガ『上に乗れるからと言ってもシフォンでは風情もあったものではないではないか…』
こいつの言う風情とはクリームネロネロのことか。
海竜カノン『要らんかったらオレが貰うぞ?』


サガ『お前は金を払え!』
海竜カノン『ああ!?神のようだと崇められた男が高々267円ごときでごちゃごちゃ抜かすな!』
その内海竜カノンが支払ったのは17円ぐらい。
サガ『払うものは払わんか!』

構成メンバーが三人なので三つ巴。

双子座カノン『金を払わん奴は消えろ!』
海竜カノン『黙れ色魔!貴様も50円ぐらいしか払っておらんだろう』
それでも海竜の3倍だ。
支払い額の比率はさておき、どんなレジ風景か想像に難くない。

で、

呆れる兄の前で取っ組み合い。

………。

骨肉の争いを目の当たりにしてすっかり頭の血が引いたサガ。
『………』

折角のバレンタインデーなのに、ケーキの取り合いで喧嘩するのももったいの無い話だよなあ。

(何より時間の無駄ではないか…)

で、一方、

ラダマイス共は牧歌的にチョコレートと過ごしていた。
殺伐としたカノン共とは雲泥の差である。

そろそろ登場かと思っていたが、

やはり来た。
ラダマイス『…サガ!』

なんて言うか、骨肉の争いを見るのも疲れた。

当たり前のように隣に座る。
ラダマイス(相変わらず気配のない男よのう…)

………。

別に天敵と言う訳ではないのだが、この後の展開を想像してしまっている、


サガ『折角なのに仕事で遅くなって済まんな』
正しくは兄弟喧嘩で。
ラダマイス『仕事で遅くなるのはお互い様なのだ』
それも、今日は何の日か忘れていたぐらいだし。

で、やはり来た。

サガ『ところで、相棒にチョコレートを与えて私には無いのか?』

無いも何も、忘れていたのだ…。

ラダマイス(どないしょ…)


忘れたとか言ったらそれなりに怒り出しそうだし。
考え込むラダマイス、隣で出方を伺うサガ。

かくなる上は、

ラダマイス『こ、ここにあるのだ…』
サガ『?』

何か出て来た。

ラダマイス(小腹が空いた時のおやつ用だったのだが…)
これまたエラいところに隠してある。

出たで。

これぞ即興。

それ、どう見てもアソートチョコの一つではないのか??

そうとは追求させないラダマイスの目がナイス。
サガ『………』

で、

ラダマイス『…あげるのだ』
あげるってアソートチョコの…。

………。

雰囲気的に何かを感じ取ったようだ。

そろそそ退却するか…。

KYと言われていた頃が懐かしいほどの空気の読みっぷり。

チョコレートの質は関係ない、要は気持ちだ。

ラダマイス『こんな小さなチョコしか用意できなかったが、お前を好きな気持ちに変わりはないのだ…』

何とか上手くごまかせたみたいだ。

サガ『…ならば、後はお前自身の体に払ってもらうしか無いな』
そう言うその目はすっかりその気だ。
ラダマイス『…ああ。望むところだ』

で、

後はお約束の展開。
サガ『チョコレートよりもお前を味わい尽くすぞ?』

すっかり脇によけられたチョコレート。

ラダマイス(最初から『身体で払う』と言った方が早かったのでは…?)
確かに。

で、後はお約束通りの成すがまま。

お後がよろしいようで。

で、その頃喧嘩をしていた他の双子座共はこんな事になっていました。

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