ハデス瞬降臨遊戯。

八重山編の編集ばっかりやっててもアレなので、
息抜きにこんなネタを。

その一『降臨編』

9月某日、私が旅行から戻ると同時にある方が降臨した。
それは言わずと知れた、

この方だ。
パンドラ『ハデス様の、おなーりー!』
大体彼女が太鼓持ちの役をやらされる。

ハデス瞬と言えば当然引き合いに出されるのがこの人。

一輝『…瞬!お前、まさか!』
憑依瞬の方が雰囲気出るのだが好みの問題で完全憑依に。
だって、黒髪好きだもん。

当然これもお約束。

一輝『瞬?どうした!瞬!!目を覚ませ!!!!』
ちょっと錯乱気味の一輝兄さん。
そりゃあのっけから完全憑依だもんな。
ハデス『…誰だ?お前は??』


パンドラ『無礼者が!ハデス様に気安く触れるでない!』
その気になったらその槍でブスリだ。

どころか、

瞬『何やってるの兄さん!僕はこっちだよ!』
本物の瞬が乱入、手痛いビンタをお見舞い。
一輝『…う!瞬!?』
一輝、お前が殴られてどうする。

いきなり連行。

瞬『信じられないよ兄さん!こんなのと僕を見間違えるだなんて!』
あ、瞬の手パーツ変えるの忘れた。
ハデスをこんなの呼ばわり、リアル瞬怖いもの無し。

這々の体の一輝、

一輝『何とかしたってくれよこいつ…』
一緒に弟を奪い合った仲じゃないか。
が、さしものパンドラも、
パンドラ『お前の実の弟だろう。お前が自分で何とかせぬか』
何と丸投げだ。
背後で呆然とするハデス瞬。
ハデス(こんなの…余はこんなのなのか…)

自分に降り掛かって来なくて幸いと思っていたが、

瞬『姉さん!姉さんにとっての弟は、僕だけだよね??』
さしものパンドラも何故か瞬相手には頭が上がらない。
パンドラ『…当然に決まっているではないか瞬よ…』
その言葉に色めき立つ瞬。
瞬『…だよね、姉さんv…実は僕、欲しいものがあるんだ。
兄さんはなかなか買ってくれないんだよ…』
…末恐ろしい子。

取り敢えず台風一過。

ハデス『…何なのだあの物騒な男は一体?』
しかも余を『こんなの』呼ばわり。
財布の痛みに悶えるパンドラ。
パンドラ『…ああ、いえ、一介の聖闘士に過ぎません』
あれがお前が選んだこの世で最も清き魂の者だ。


その二『演奏編』

早速付属の玉座にお掛けになったハデス様。

…が、何と三巨頭は旅行中で不在なのだ。
パンドラ(ハデス様が地上へ降臨されたと言うに、ナメた奴らよ)
ハデス『…パンドラよ』
斯くなる上はどうやって奴らをシメてやろうか。
ハデス『パンドラよ?』

我に帰った。

パンドラ『…あ、はい。何でしょうかハデス様?』


ハデス『パンドラよ。余は音楽を聴きたい』
パンドラ『…は?』

一番恐れていた事態が。

何と、WSTはオルフェ初版を買いそびれて以来、
ずっとオルフェ不在のままなのだ。
WSTでは最早オルフェは禁句となりつつある。
ハデス『パンドラよ聞いておるのか?余は音楽を聴きたいのだ。
静かなる旋律を、安らかなる音色を』
9月末日再販だが、まだウチに届かない。

困り果てたパンドラ、

パンドラ『…と、言う訳でハデス様の為に演奏してはくれぬか?』
ソレント『は?私は一介の海闘士ですよ?』
聖闘士に演奏させていたぐらいだから、良いんじゃないのか?

パンドラに折れたソレント、

ソレント『私でよろしければ構いませんが…。
私の演奏を悪人が聞くと、頭痛起こしますよ?』
頭痛だけで済んだら良いのだが。
パンドラ『無礼な!この世で最も清き魂のハデス様に限ってそんな筈無かろう!』
早く演奏してくれないかなと少し苛々しているハデス。

そこまで言うのなら…、

ソレント『…じゃ、行きますよ?良いですね?』
パンドラ『…うむ、頼むぞ』


『♪〜』
ハデス『ぐああああああ…!!!!!!!頭がぁ!!!!!』
パンドラ『??…ハデス様!』
この世で最も清らかな魂の筈ちゃうんかい!

…お粗末さまでした。

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