何と次の客はこいつらだ。


カノン『どうだラダマン。遊びに来てやったぞ!』
サガ『青銅共に先を越されるとは…』

こいつらは予め予想された災難だ。

ラダ『残念だが服装コードでジャージとかパーカーとか、
だらけた衣類は入店禁止なのだ』
カノン『何!貴様ジャージーズの幹事だったくせにジャージを差別する気か!』
つうかそんな制限店のどこにも書いてないし。

それよりも…。

双子座兄弟『…!?』

やはりメイド服の男に視線が釘付け。

カノン『…お前、ラダマンだよな??』
APラダ『左様。正真正銘のラダマンティスであるが、
もはやお前の知っているラダマンではござらん』
遂に割り切ったか。
隣で怒りに震えるサガ。


サガ『…どうしてあんな服があるならお前が着ないんだ!?』
千人に一人こう言うことを言う奴がいる。
ラダ『お前、怒るポイントが斜め45°ズレてるぞ』

服装コードの話はどこへやら。

ともあれ接客だ。
基本はお水。

注文を取ろうにも。

サガ『納得いかん。ましてやこんなロングだなんて!』
ラダ『まーだ怒ってる』
そしてどうしても論点がズレていく。


ラダ『ほれほれさっさと注文決めやがれ』
カノン『お前、ここ執事喫茶じゃなくて監獄喫茶じゃねえの?看守ばりに居丈高だし』
そう言うカノンは投獄された経験でもあるのか。
その向かいでサガは相変わらず『納得いかん』。

ラダ『で、注文は??』

カノン『そうだな…。メイドの同伴は幾らだ?』
またそれかよ。
ラダ『残念だな。当店はそのようなサービスはしておらん』


カノン『じゃあ、退勤時間は?』
ラダ『お前、ここをキャバクラかなんかと勘違いしていないか?』
確かに、実際メイドカフェにもそう言う勘違いは入って来るらしい。
カノン『チッ、しゃあねえなあ。じゃあオレンジジュース』
可愛いので攻めて来たな。

一方、

サガ『…私はミニスカートのメイド服をオーダーする』
まだそれかよ。
ラダ『はいはいはい。…で、ご注文は??』
サガ『…ホットコーヒー…』
流石、サガなど軽くあしらう。

で、件のメイドロボットがやって来た。

APラダ『コーヒートオレンジジュースデゴザイマス…』


こんなにぎこちなくなるのは絶対に何か言われると予感している為。

案の定、

カノン『時にお前、スカートの中はどうなっているんだ??』
禁欲的に長過ぎる分想像欲を掻き立てられると言うもの。
APラダ『…は?』
何から答えて良いのやら。

このスケベ兄弟。

カノン『おいサガ、手鏡持ってるか?』
サガ『すまん。今日は生憎持ち歩いていない』
今日はって…。

話題は更にディープに。

カノン『そのコスチュームでのプレイは幾らだ?
ぶっかけはオッケーか?その姿で本番はありか??』
APラダ『………』
サガ『こんなところでそう言う話はやめないか。彼も判らなくて困っているだろう』
判る判らん云々より、こんな馬鹿と付き合っていた事実に
APラダはただ呆れ果てているのだ。
メイド服と言うものはある程度相手の本性を引きだす
バロメーターなのかもしれない。

そこへ、

ラダ『…そろそろ乗馬の時間ですぜ。旦那樣方…』
執事喫茶流退出勧告。

しかし、

サガ『フッ、お前。怒った様子も可愛いぞ』
ラダ『何い!?』
流石はサガ、ラダマンの怒りなど軽くいなす。
APラダ『どうどうどう』

お客様2名お帰りです。

サガ『取り敢えず、次回はお前がメイド服で頼むぞ。
それもマイクロショート、ニーハイソックスは必だ』
カノン『メイド服を来てのデートもありにしてもらいたいな』
ラダ『じゃかあし。とっとと帰れこの煩悩兄弟』
付き合っている相手がこんなに馬鹿だっただなんて。

双子座兄弟も退散。

『………』
先が思いやられる客層である。
そう、人数は少ないが、皆とてつもなく濃い面々なのだ。

精も根も着きたところで巨頭達が戻って来た。

アイコ『ようラダマン!じゃ、交代しよっか』
ラダ『…もう、営業時間終了じゃい!』
今更戻って来ても遅すぎ。


以上、執事カフェ遊戯大会でした。

最後のオマケに営業時間終了後遊戯。

ラダ『何かオレ、最近カリカリしやすいけどカルシウム足りてないのかな…?』
APラダ『…今更気付いたかこのたわけ』

…お粗末様でした。

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