口調なりきりバトン遊戯。

2月程前にしぇぱ様から頂いたなりきりバトン、
今度はお題APラダで再び挑戦だ!

2007年11月4日(日曜日)

馬鹿管理人がバトンをまた貰って来た。
前回はバナナ頭のどうでも良い日常であったが、
今回はオレ指定でバトンがやって来た。
見たかバナナ頭、お前よりもオレの方が遥かに人気があるのだ。
そろそろオレに主役の座を譲っても良い頃だろう。

冒頭だけラダマイス視点になります。

そのバナナ頭ことラダマイスは相棒より先に起きていた。
何故なら今日彼は日曜出勤だからだ。


横でぬくぬくと眠っている相棒に怒り心頭のラダマイス。
(それ、オレの枕だヒマワリ頭…!)

そのヒマワリ頭ことAPラダは、人の枕を抱え込んで寝言。

『…うーん、パンドラ様…』
枕を抱きしめてパンドラ様、まあ、こいつも男だからなあ。

そして、

『お許しを…』
どんな夢を見ているんだこいつ?
薄気味悪がりながら布団を脱する相棒。


折角の日曜日なのに、何だかすっきりしない寝覚めだ。
何か怖い夢でも見てたような気がする。


起きて来たら相棒が既に準備を済ませて出勤するところだ。
朝から日曜出勤。こいつもご苦労なことだな。


『じゃあな父ちゃん。掃除とゴミ出し頼んだぞ』
こいつ、人に何か頼む時だけ父ちゃん呼ばわりだ。
しっかしっまあ何でウチの自治体、燃えないゴミは日曜回収なんだ??


出かけるとあってチビが寄って来た。
『どうした?チビ??』

ああ、お出かけ前の挨拶か。

オレの方がこいつの三倍面倒見ている筈なのに、
何でチビはカアチャンにばっか懐くんだ?


『…じゃあな。チビに朝飯喰わしてくれ』
まだ喰わしてなかったんかい!


くっそー、相変わらず自分のことしかやらんなあのバナナ頭。
仕方が無いので朝飯の用意に掛かる。


朝は和食だとか言ってたがご飯が無い。仕方が無いのでベーコンに目玉焼きだ。
何か朝はご飯じゃないと腹保ちが悪い。
別にどこに行くわけでもないしいっか。
チビにはシリアルを用意。
お前は乾燥餌でも喰ってろ。

その乾燥餌を喜んで開けるチビ。

『おいおい入れすぎだろそれ』
身体は小さいのにどこに入るんだこのチビは。


あーあ、全部開けちまいやがった。
折角昨日カアチャンが買って来たのに。
バレたらまたどつかれるぞこいつ。

ともあれ、朝ご飯を食べ終える。

まずは寝間着から着替えなきゃいかんなあ…。
どうせどこも行く予定ないし何着ようか…。


ん?


よーし、折角だからオレもヒヨコだ!


おしりかじり虫を見ながらヒヨコ体操。

と、思いきや電話が。

一体どこの誰だ。この日曜日に。

仕方が無いので出てやる。

サガからだ。バナナ頭がおらんか聞いてくる。
デートの誘いだ。
生憎だが奴は今日仕事だ。
冥界に日曜日もクソも無いのだ!
他の巨頭は土日祝きっちり休暇は取っているがな。

しっかしこのカノンの兄貴、あんなバナナ頭の一体どこが良いんだろうな。
折角なので、

『あんな気性の荒いイラチのバナナ頭なんかの一体どこが良いのだ?
奴なんかよりもオレと付き合った方が良いんじゃないのか?』
巷ではバナナ頭みたいな従来版はお払い箱だ。
ラダマンティスと言えばオレだ。


何か、サガは奴を美術展に誘おうとしていたらしく、
奴がいないのならば代わりにオレでも良いと言って来た。
だから、オレはバナナ頭の代理じゃない!

…現代美術の皮膚展???

全く分からんのでネットで調べてみる。


全く興味がない。
つうかこう言う系はパス。
サガも『やはり』とか抜かしてあっさりと切りやがった。
バナナ頭もこう言う系好きだったな…。
適所適材と言った具合か。

そう言えばオレ、何か忘れていたままのような…。

やっぱりかじってなんぼだよなおしりかじり虫。
…じゃなくて。

あ!

今日はカノンとデートする約束だった!
すっかり忘れていた。


取り敢えず、チビがおしりかじり虫に夢中になっている隙に脱出だ。

一方カノンは、

『おのれ…、約束の時間だと言うにまだ現れんなラダマンの奴…』
そう言う自分は1時間ぐらい余裕で遅刻する。

急いで来たが10分遅刻だ。

『すまん、待たせたな。カノン』

何故か震えているカノン。
今日はそんなに寒く無い筈だ。

『???』


『それがデートする時の格好か貴様!!!!』
そう言うカノンこそ、もの凄くカジュアルじゃないか。


『そんなふざけた格好、すぐここで剥いてやらーッ!!!!』
止めろカノン!ここは往来だぞ!

その頃チビは、

密かに業務関連のメールが無いかチェックしていた。

カノンとデートどころじゃないので帰って来た。

『ふう、やれやれだぜ』


勝手に出て行くなと怒り狂うチビ。
すまん、勝手に出て行って悪かった。

その頃カノンは、

『………』
往来でいきなりは駄目だろ。

ともあれチビと仲直り。

今日の昼ご飯は何にしようかな。

よーし、折角なので…。

豪勢に鰻重と決め込んでやる。

相棒もいないし、折角の機会なのだ。

…が、

ち、いざ喰おうとしたら電話が!

またカノンかよ!

いきなりぶっ倒すなだのオレの情欲はどこへ言ったらいいのかとか、
良く解らんことをまくしたてる。
そんなものオレが知るか。
貴様の訳の解らん情欲など、犬にでも喰わせてやれ。

しかしカノンの興奮は収まらない。

しつこいな。そろそろ切ろうか。

やっと切ることが出来た。

『…全くだ』
怒らせると面倒くさいし、沸点がどこだかさっぱり判らん。
でも、良い男なんだな…。

やっと鰻重にありつける筈なのだが…。

『………』

あのチビが!!!!

『この野郎!オレの鰻重全部平らげやがったな!出てこいこら!!!!』

仕方が無いので、

スーパーの総菜とコンビニのおでんに格下げだ。

慎ましい食事の後は、

煎餅を食いながら映画鑑賞だ。
『オースティンパワーズ』見て思い出したが、
チビってイーブルのクローン『ミニー・ミー』に似てるな。
じゃ、オレがイーブルか。何かやだな。

そうこうしていたら相棒が帰って来た。
気が付けばもう夕方だ。

『夕方の特売で総菜を買って来たぞ』
ところでこいつ愛用の買い物籠、一体どこから出て来るのだ?
出勤時は手ぶらだったのに。

早速カアチャンにまとわりつくチビ。
大方何を買って来たのか気になるのだろう。

『ところで父ちゃん。掃除とゴミ出しちゃんとやっておいてくれたか?』
あ!忘れてた!!!!!!

忘れたと知ると否やカアチャンが豹変。

『貴様…、玄関に置いてあった鰻重の伝票ぐらいは見なかったことにしておいてやろうと思ったが、
まさか頼まれ事を何一つしておらんとはな…』
『…待てカアチャン!話せば分かる!』
あっちは冥衣完全装着、こっちはヒヨコ。
これじゃ勝ち目が無いだろう!
ある意味パンドラ様より怖いぞこいつ!

オレだってこいつに一方的にやられるわけにはいかん。

『やかましい!折角の休日ぐらいゆっくりさせろ!』
冥衣があろうか無かろうか関係ない。
要は小宇宙の燃焼だ。
とか何とか言ってたなカノンの奴。

-中略-


『…さあチビ、晩飯にしようか』
…やっぱり駄目か…。
つうか、お前もヒヨコかバナナ頭。

ともあれ、今日のおかずは…、

チキンかよ!
『ヒマワリ頭お前、オレの衣装間違って着てるだろ』
あ、そう言えば。

しかし、思いっきり共食いじゃねえか…。

『お前、来週ゴミ出し忘れたら殺すからな』
ああ、何かこれ先週も言われていたような。
何でこいつ日曜出勤多いんだ。
パンドラ様も狙ってローテ組んでいるのか?

ち、食後の片付けはやっぱりオレか。

『こらチビ。喰ってすぐ寝るんじゃない』

洗い物を済ませて戻って来たら、

相棒がチビと二人でおしりかじり虫を踊っていた。
TV壊れたからうろ覚えだけど。


何かオレよりカアチャンに懐いてるよな。
やっぱ産みの親には適わんか。

チビも踊り疲れて寝てしまった。

『じゃあ、そろそろ寝るか』

つう訳で今日はお休みだ。

チビは羊ウェアにお着替えだ。
『明日も早いな』

早速寝ようとしたところで、

『…なあ父ちゃん…』
『…何だ?』

夕方の件について謝って来た。

『さっきはやりすぎてすまん…』


『………』
いや、オレは良いからTVに謝れ。
壊れたじゃないか。年代物なのに。
本当手加減無しだからなこいつ。

ま、良いか。ともあれオレも寝よう。

明日はTVの修理だな。


以上が2007年11月4日(日)のオレの一日だ。
何だかカノンには襲われるしチビに鰻重は喰われるし、
カアチャンにはブッ飛ばされるし何だか散々だぞオレ。
原則誰かに回さなきゃならんこのバトンだが、
もう回すのが面倒なのでこのオレがアンカーだ。

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